古代より生活を支えてきた大理石と金（ゴールド）

2729 Gold

当店では時計の修理も
受けているのですけれども
先日置時計の修理依頼。

取り扱っているメーカーの
時計なのでお預かりしましたが
これが何とも重たい時計。

置時計なのでただでさえ
重いのですが、素材的な理由で
なかなかの重さ。

その素材というのが
大理石を使った置時計。

大理石の中でも緑色の
グリーンオニキスによるもので
時計ではわりかしよく使われます。

他にもジュエリーであったり
家具にも使われるもので大理石の中でも
よく見る色ではないかと思います。

ちなみにオニキスというのは
宝石としても使われるもので
ブラックオニキスがメジャーどころで
和名では瑪瑙とも言われます。

とはいえこのオニキスも
石灰岩の一種なので、
それからなる大理石とに
同じ種類ってことです。

ちなみに大理石といえば
高価なイメージを持った方が
多いかとは思いますがその通り。

今回の掛け時計も定価で
4万円弱するものでして、
大理石でない素材であればもっと
リーズナブルだったでしょう。

そんな大理石が高価な理由を
ご存知でしょうか？

大理石というのはまず
日本で採ることができない石。

なので海外から仕入れますが
原石となるとそこそこ大きく
輸送費面でのコストが掛かります。

なんせ金属と異なり衝撃に弱く
割れてしまう可能性もあるため
デリケートな資源です。

また大理石は石材とはいえ
簡単に切断できるかというと
そういうわけにはいかない代物。

専用機器や技術が必要なため
加工が難しいのも値段が高い
理由のひとつでもあります。

ちなみに大理石といっても
天然と人工のものがありますが
あくまでも天然大理石での話です。

永遠に輝く金と大理石

大理石で作られた彫刻品や
建造物は意外と多く有名なものだと
パルテノン神殿やコロッセオ。

ミロのヴィーナスやダビデ像も
大理石で作られ、その美しさは
今でも保たれてます。

永遠性のある素材として
使われたのもありますが、
独特の滑らかさや模様の美しさも
兼ね揃えた資源。

古代ギリシャ時代から
使われていたこともあって
ヨーロッパでは大理石を使った
建築物が多い印象があります。

大理石によって作られた
建築物は町の景観を形成しましたが
その反面で経済活動を可能にした
別の美しい存在も出てきました。

その資源というのが

ゴールド

ゴールドは見た目の輝き、
そしてその稀少性という特徴で
人間の欲望を掻き立てる
象徴として使われた資源。

宝飾品や通貨代わりになる
金貨として、大理石と同様に
永遠性を持った資源として
使われてきました。

さしずめ大理石が美なら
ゴールドは富といった
ところでしょうか。

とはいえどちらの素材も
人間の文化に根差したもので
生活に影響を与えてきました。

特にゴールドは通貨の
代替商品として全世界で使われ
経済を守るのに必要とされてます。

富と権力の象徴として
使われてきたゴールドですが
今では誰もが持つことのできる
資源となったのです。

大理石は石の中でも
柔らかい部類に入ります。

そのため、建造物や彫刻に
使われたのもあったのですが
ゴールドも金属の中では
展延性を持った柔らかい金属。

大理石とゴールドは意外と
共通の特徴がある資源なのです。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

【本日(2/26)の貴金属価格】
　ゴールド：10,861円/g（-34）
　プラチナ：4,875円/g（-15）
　※田中貴金属公表の税込小売価格

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