年金改革で支給先延ばしのフランス！日本の将来は？！

2476 Gold

ヨーロッパのフランスで
今年4月にとある法改正が
公布されました。

これにより市民は
大規模なデモを行う結果となり
その対応に政府も正面から
衝突する事態になってます。

その法改正というのは
2023年社会保障財政修正法。

この中で年金改革が行われ
年金の受給開始年齢を62歳から
64歳に引き上げるというもの。

いきなり2歳引き上げるのでなく
今年の9月から毎年3ヶ月ずつ
引き上げていくので64歳になるのは
7年後の2030年ということです。

この改革に対して公布された
4月以降デモが激化しており
大規模なストまで起こる事態。

フランスの大統領といえば
エリート出身と言われている
エマニュエル・マクロン氏。

コロナ禍の前にも
燃料税を増税したことによって
市民は大反対し、その際も
激しいデモが起きました。

それ以降は最低賃金値上げ、
公共放送受信料制度を廃止するなど
減税にも踏み切ったのですが
今回は完全に火に油を注ぐ結果。

マクロン大統領は就任時
大統領としては史上最年少。

二大政党を負かせてまで
就任したことで世界で有名になり
以降は強い想いを持って
政治に取り組んできた方。

今回の年金改革も
きっと国を想ってのことだと
思うのですが、なかなか市民には
受け入れられてないようです。

日本でもしも同じような年金改革が
行われた場合、もちろん反発はあれど
大規模なデモはないとは思います。

マクロン大統領もそうですが、
フランスの市民がデモを起こしたのも
もそれだけ信念を持ってるのも
背景にありそうですね。

年金代わりに金を持つ？！

年金と言えば日本も2000年に
老齢厚生年金の支給開始年齢が
60歳だったのが65歳に引き上げ決定。

とはいえ暴徒化するほどの
デモにまでは至ってませんが
当然大反発が起こりました。

寿命が高まっていることもあり
そうなると年齢が低いと政府の
負担も増えるので致し方ない
といえば致し方ないかもしれません。

政府の政策なので
我々国民が反発したところで
フランスのようにデモを起こしても
覆すことは困難かと思います。

となれば、結局のところ
自分の力でなんとかしないと
いけないということ。

この年金制度に関する
法改正が行われた2000年頃は
実は現物資産のゴールドが
結構売れていた時期でもあります。

というのも2000年前後は
インターネット普及によって
ITバブルとなった時期であって
金価格も安い時期だったため。

当時はグラム当たりで
2,000円前後という今では
考えられない相場だったので
将来に備えて購入する人も
少なくはありませんでした。

ちなみにこの頃は景気が
上向きで金相場も安かったので
購入する人も多かったのですが
他にも理由がありました。

それは過去の高騰が
今後も来るかもしれない
…という期待感から。

それまでの金相場というと
イラン・イラク戦争が勃発した
1980年頃に最高値となる6,000円/g前後を
マークしたものの以降は下火でした。

盛者必衰の理はなしと言いますが
いくら景気は良いとはいえ、ずっと
こういった状況が続くとは限りません。

何かしらのカタチで必ず
景気の悪化・世界秩序の乱れは
起こるものと考えた方はリスクヘッジに
ゴールドを買い込んだのです。

そのため、ここ最近の高騰で
売却に来店される方の多くはまさに
2000年代に取得したというお客様が
ほとんどだったりします。

今は9,000円/g台後半と
過去最高値付近を動いてますが
これがもし仮に5,000円/g台まで
落ちてしまったら、ここぞとばかりに
購入する人も増えると思います。

安いと感じるかどうかは
その人次第ではありますが
過去と比較して安いってなると
当然ゴールドは需要が高まるのです。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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