Pt850やPt900は場合によってはPt1000より高い？！

1978 Gold

先日、プラチナの喜平
ネックレスを売却にお客様が
ご来店されました。

いつも通り最初に買取価格の
見積をお伝えしたのですが、
その際に他店でされたという
査定の話を聞きました。

おたくへ行く前に違う店で
このプラチナネックレスを
査定してもらったんです。

ただ、そのときに
”Pt850なので査定アップします”
って言われたけど、あれって
どういうことなんかね？

ネックレス以外にも純プラチナの
リングもお持ちになったのですが
通常なら純プラチナの方が高いはずが
それより純度の低いネックレスの方が
買取単価が高いってことだったのです。

そう言われた際に買取業者に
なぜ純度が低いのか聞いたそうですが
”買取アップキャンペーンなので…”
としか言われなかったようでイマイチ
納得いかず売却を辞めたのでした。

”値段が上がるのはいいんだけど
具体的な理由を説明してくれないから
一気に信用がなくなったんですよね”
ってことで弊社へ来店されました。

以前のブログでも実は
書いたことがあったのですが
これは混ぜ物のせいでもあります。

純プラチナ（Pt1000）というのは
純度100%のものを指しますが
それより低純度のPt850やPt900は
プラチナ以外の金属も混ざった合金。

つまり、混ぜたプラチナ以外の
金属がもしプラチナよりも高いと
純プラチナよりも価値は高いということ。

結局はその混ぜ物次第ですが
恐らく純プラチナよりも合金の
プラチナ喜平ネックレスが高いのは
そういった背景ではないかと…。

というかそういった事情しか
考えられませんが、なぜそのお店が
きちんと説明できなかったのかは
スタッフの単純な知識不足なのか
そういうマニュアルなのか。

換金するので査定がアップするのは
ありがたいことではありますが
その理由は明確にすべきと感じた
今日この頃でした。

プラチナ合金は副産物が…

先ほど出たPt850やPt900など
合金はプラチナ以外の貴金属が
混ぜられるワケですがその多くは
パラジウムが使われます。

これはプラチナという貴金属が
柔らかいためであり純度100%の
Pt1000ってなると身に付ける用途の
ジュエリーにはあまり向きません。

硬さを出すため主にパラジウムが
プラチナとの混ぜ物に使われますが
それ以外の金属も使われます。

ただ、パラジウム以外で混ぜ物に
使われるのは白金族の貴金属である
ルテニウムやイリジウム。

ルテニウムは主に万年筆の
ペン先で使われるのですがそこまで
需要が高くないこともありまして
2,000円/gほどと安価。

しかし、イリジウムに関しては
融点や硬度の高さが工業用として
需要がありルテニウムとは全くの逆の
15,000円/gとかなり高価なもの。

ジュエリーに使われる
プラチナ合金において何が
使われるかというと業者次第。

メジャーなのはパラジウムですが
そうでないルテニウムやイリジウムが
使われていることもあるってことです。

使われてる素材次第では
Pt850やPt900の方が純プラチナの
Pt1000より高いってこと。

ただ混ぜ物とはいえ合金を
分解して分けてってなるとそれは
それでコストも掛かるし、
その量も微々たるもの。

買取キャンペーンという理由で
高くなるのは理にかなってない話で
理屈的にはこういうような
合金次第ってことです。

高い合金が100%使われている
ということでもないので
プラチナ商品で買い取るなら
合金でなく単純にプラチナ含有量で
判断するのがベターではないかと…。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

【本日(2/4)の貴金属価格】
　ゴールド：7,399円/g（+26）
　プラチナ：4,291円/g（+27）
　※田中貴金属公表の税込小売価格

【今日の金運メッセージ】
太陽の目、月の華、口のヒカリ、目の輝き

本日の感情体神様は好奇心神さまのセオリツヒメ！
金運は好奇心あってこそです！

＜金運メッセージ付きゴールド開運純金名刺＞

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