プラチナ価格に影響する自動車の廃車数

投稿日:

1052 Gold

 

自動車大国でもある中国が
今後、ハイブリッド車を
優遇する方針としました。

タイトルを読むだけだと
えっ、いまさら?
なんて思いましたけども
元々は電気自動車への
注力を目指していた国。

 

しかし、電気自動車は
充電するのにも施設が必要で
航行距離にも制限があるので
なかなか普及が難しい車。

広大な土地を持っている
中国にとってみると
設備面からして普及に
時間が掛かるのです。

 

電気自動車は燃料が
電気であるため有害な
排ガスは一切出ません。

しかし、ハイブリッド車は
ガソリン車ほどでないけど
排ガスは出てしまいます。

 

そのために方針を修正し
電気自動車ほどでないけど
環境問題対策に効果的な
ハイブリッド車の普及を
強化したのでした。

 

 

プラチナを生み出す自動車

そんな自動車の排ガスの
排出量を抑えるために
使われている素材として
プラチナが触媒に使わるのは
もはや有名な話かと思います。

一時は自動車製造が
多かったためにプラチナは
貴重な資源として見られ
6,000円/gほどまで高騰した
時期もありました。

 

そんなプラチナですが
主な供給は鉱山採掘ですが
その次を占める大きな要因を
ご存知でしょうか?

 

その要因というのは

リサイクル

 

リサイクルと聞くと
よくのぼりが上がっている
ジュエリーや地金などを
想像するかと思います。

…が、それ以上の用途で
賄われているものがあります。

では、ジュエリーや
地金以外にどんなものが
プラチナのリサイクルに
使われているのか?

 

それは先ほどの話にも
出てきた自動車。

自動車が潰されると
排ガス媒体であるプラチナが
リサイクルとして再利用に
使われるため取られます。

 

自動車には通常の
ガソリン車でも1台当たり
約5g程度使われます。

日本だけでも自動車は
年間約470万台が廃車として
扱われています。

なので1台5gとしても
4,700,000×5=23,500,000g

概算で約23tのプラチナが
自動車からリサイクルとして
再利用されているのです。

 

それが世界となると
なかなかのウェイトを占め
プラチナ供給において自動車は
重要な一角を担っております。

世界のプラチナ供給グラフ↓↓

 

 

自動車は年々低燃費かつ
環境にやさしい排ガス規制に
強い機能のものへと今後は
シフトする傾向にあります。

冒頭でも述べたように
これから数十年掛けて世界は
電気自動車の普及に向けて
動いているのです。

そうなるとプラチナは
使われなくなってしまい
余ることになります。

 

それに合わせ車の買い替えで
廃車が増えてしまっていくと
プラチナの供給が高まり
今まで以上に供給過多という
状況となる可能性もあります。

廃車が発生すればするほど
プラチナの供給量に加担し、
価格を落とす要因にもなります。

 

自動車の方向性も重要だけど
電気なのかハイブリットにしろ
シフトする以上、買い替えが
発生するので廃車によって
プラチナ供給が増えるのは確実。

こうみると将来的に
プラチナが高騰する可能性は
あまりないかもしれませんね…。

 

 

 

本日はここまで。
ゴールド王子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

【本日(7/20)の貴金属価格】
 ゴールド:5,364円/g(-43)
 プラチナ:3,275円/g(-6)
 ※田中貴金属公表の税込小売価格

 

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