貴金属価格が上がるとリフォーム、贈り物に金貨ペンダント

2958 Gold

ゴールドやプラチナの価格が
上がってくると当店の場合、
ジュエリーリフォームの
ご依頼が増える傾向にあります。

相場が上がることによって
リフォームが増える理由としては
大きく2つの背景があります。

①普通に買うと高い
②差額でお得に作れる

前者は言葉の通りですが
ジュエリーの素材にはゴールドや
プラチナが使われます。

原材料の相場が上がることで、
製品価格に反映されるので結果として
販売価格が上がるということ。

後者はリフォームする前に
宝石が付いていた地金部分の
買取価格が高くなることで
お得に買えますよ…というもの。

相場上昇でリフォーム代金も
上がってしまうことになるので
必ずしもお得なのかというと
微妙なところではあります。

とはいえ前者よりかは
お得なのは確かなことで
買取だけでなくリフォームを
お受けすることが多いのです。

貴金属に関しては
相場に合わせて価値が
連動する素材です。

しかし、宝石に関しては
貴金属のように毎日どこかで
膨大な量が取引されている
ワケではありません。

需要もほぼジュエリーで
嗜好品なので買ったときほどの
価格で引き取られることに
期待できないものではあります。

それならば長く使われて
思い出が詰まった宝石を
たくさん身に付けよう！

そういうニーズが高まるので
貴金属の価格が上がってくると
リフォームする方も増えるのです。

贈り物で金貨ジュエリー

先日、子供の成人祝いってことで
贈り物を探しにお客様が来店。

娘さんだったので最初は
ダイヤモンドのネックレスを
贈ろうと思われていたようですが
”金貨ペンダントが欲しい”と。

なんでダイヤモンドより
金貨の方がいいのか聞いたところ
宝石は男性に贈って欲しいから
…という話だったようです。

ということで金貨と
金貨をセットする枠、そして
ネックレスの3点セットを購入。

金貨はちょっと大きめの
1/2ozサイズを選ばれたので
合計ではなかなかいい金額。

ただ、当初はダイヤモンドの
ネックレスを予定していたので
ほぼ予算通りの価格でした。

ちなみに娘さんは中学時代から
部活でヴァイオリンを弾いており
楽器のデザインが刻印されている
ウィーン金貨ハーモニーを選択。

メイプルリーフ金貨にしようか
迷われてはいたのですが、
新しいデザインがエリザベス女王でない
っていうのも理由ではありましたが
ウィーン金貨ハーモニーになりました。

海外、特にヨーロッパでは
成人祝いに金貨を贈る風習が
根付いています。

今回とは若干違いますが
毎年誕生日に金貨を買って
成人になったらそれまで貯めた
金貨をアルバムに入れる風習です。

金価格も上がっているので
毎年金貨を買うのがしんどくても
成人の祝いでまとまった金貨や
ジュエリーを贈るというのは
日本でも昔からあります。

特に女性の場合は数え年で
19歳は厄年にもあたる年齢。

成人祝いと厄年を一緒に
贈る際には冠婚葬祭に使える
ダイヤモンドや真珠のネックレスを
選ぶ方が多い傾向にはあります。

とはいえコレを贈らないといけない
なんて決まりは特にありません。

最近は金価格が上がって
注目されている金製品に目を向ける
若者も増えています。

この度のお客様のように
宝石よりも金貨の方がいい！
という方が多いのも事実。

ジュエラーとしては少し
寂しい話ではありますけどね。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

【本日(10/12)の貴金属価格】
　ゴールド：14,063円/g（+164）
　プラチナ：5,287円/g（+83）
　※田中貴金属公表の税込小売価格

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