中国と同じ問題を抱えても対策に踏み切らない日本

2299 Gold

今さらながらアメリカが
対中国の危機感を募らせたか
チャイナ・ハウスたるものを
新設されました。

チャイナ・タウンと似てますが
ハウスの方は中国調整室と呼ばれ
対中国政策の立案＆調整部署。

中華料理を食べるタウンとは
全く異なる国家戦略の1つ。

バイデン大統領が中国を
世界で唯一の競争相手と認め、
国務省に新設したワケです。

あくまでも衝突することが
目的ではないのがキーですが
対中国に本腰を入れてきました。

このチャイナ・ハウスでは
以下の3つの事業に分かれて
進めていく方針だそうです。
①米中の2国間問題
②戦略広報
③世界各地での中国の活動への対応

今年は中国と台湾の関係性が
一段と高まった年でもありますし、
ウクライナ有事の裏で密かに
暗躍しているとされる中国。

さすがにこのまま黙って
いるワケにはいかないなぁ
…というアメリカの本気を
感じたニュースではありましたね。

と、この記事が流れる
少し前に日本でもちょっとだけ
似たような話がありました。

その話というのが防衛費を
増額するというものでした。

来年年度から5年間で防衛費を
約43兆円にするということで、
歴史的にも過去に例がないほどの
大幅な増額が示されました。

増額ということはその財源を
持ってくる必要があるということで
白羽の矢が立ったのは当然税金。

こういう増税に関しては
動きがどうしても早く感じますが
今回は異例のスピード。

法人税と所得税、そして
たばこ税と3つの税目増税が
与党の密室議論で決まったようで
なぜそこまで急ぐのか…と、
気になる人も多い様子。

確かに重要なことですが
あまりにも短期間でなおかつ
ほぼ強制的な決定だったので
色々なところで反発が起きた
そんなこの度の防衛費増額でした。

中国とゴールド

そんな何かと対策されている
中国ですが、コロナ禍に向けて
政府が色々と対策しているものの
とある需要は激増だそうです。

で、その需要というのが
ゴールド製品

中国ではダブル11という
11月11日に行われるECサイトでの
一大セールが開催されます。

この日は中国ではもともと
独身の日と言われるイベントがあり
シングルデーを祝う日として
購買意欲を高める企画がネット上で
目白押しな日なのです。

中国では昔から金色は
縁起の良い色として伝えられ
厄払い期間中には金色の物を
身に付けるのが伝統になってます。

その記事については以前
更新したことがあるので、
こちらをご覧ください。

このような事情もあるのですが
特に最近はゴールドジュエリーを始め
インゴットやコインの人気が
高まっている状況でもあります。

ジュエリーなどの製品こそ
先ほどのダブル11などでネットで
購入しやすくなったのがあります。

ただ、インゴットやコインなど
そもそもの金（ゴールド）自体も
需要が高まっています。

元々ゴールド好きに加えて
なぜここ最近は金需要が高いのか…
その背景にあるのが中国がこの数年で
壁にぶつかっている問題にありました。

その問題というのは日本も
同様に持っている課題でして、

少子化問題

中国と言えば一人っ子政策で
逆に人が多いというイメージが
多くの人が持ってるかと思います。

しかし、現実にはそうでなく
高齢化のペースがかなり高まっており
日本に結構近付いてきている状況。

もちろん一人っ子政策は
とっくに終わっているけども
出生率が下がったことで将来に対して
不安を持つ人が増えた結果として
金の需要が高まっているのです。

同じ問題を抱えていても
中国では昔からの伝統もあり
ゴールドを持って備える風習があり
リスクヘッジとして持たれています。

自国通貨よりもゴールドの方が
絶大の信頼を寄せている中国
ならでは風習かもしれませんね。

日本も少しでも同じような
危機感を持って対策しておいた方が
良いとは思うけど、こればっかりは
ひとりひとりの意識次第ですかね。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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