利益を取りやすい株式投資、そのリスクを補填するゴールド

3048 Gold

昨年から続いている
日本製鉄によるUSスチール買収。

全米鉄鋼労組を全面的に
支持している政府としては
この買収を避けたい思いで
バイデン大統領、トランプ氏も
買収には反対を示している。

企業間では特に
問題は無いけれども
思わぬ政府介入によって
難航している状況。

日本製鉄はUSスチールと
連名で反対声明を発表。

更に日本製鉄は
アメリカ政府に対して
提訴することまで発展。

USスチールはこの数年
業績が大きく落ち込んでおり
日本製鉄からの投資がないと
厳しい状況ではあります。

そうなると雇用の維持も
困難となってくるワケで
アメリカとしても決して
買収は悪い話ではないハズ。

とはいえもし買収となると
日本の企業が入ってくるので
アメリカ国内の鉄鋼生産量が
落ち込む可能性もあります。

雇用に関しても買収で
100%良い方向へ向かうとは
限らない話ではあります。

日本製鉄としての意向は
変わらず買収を進めるですが
アメリカ政府は安全保障上の
理由で断固難色を示してます。

政府の意見が変わらない以上、
買収計画が進むことは
なさそうではありますが
まだまだ難航しそうです。

政府が介入することで
日米関係にも何かしらの
影響を及ぼす可能性もあります。

ただ、政府と言っても
大統領だけではなく
CFIUS（対米外国投資委員会）の
意向もあっての話。

このCFIUSも買収に当たり
正当な理由で説得できる
材料があるのであれば
何とかなるかもしれません。

どちらにせよ買収計画は
まだまだ決まりそうにない話。

ちなみにマーケットの
視点からUSスチールを見ると
株価は買収云々よりも
経営不振により下落。

買いよりも売り側に
傾いている状況ではありますね。

政府の一言で…

今年の4月に日本製鉄は
USスチールの株主に対して
両社が買収に合意した時期の
株価に40％上乗せした価格を
支払うと発表しました。

それによってもしかしたら
USスチール株に投資している方も
いらっしゃるかとは思います。

なんせアメリカ株は
株価が高くても1株から
購入することができるので。

買収により日本製鉄が
高く買ってくれませんが
買収がオジャンになる可能性も。

もし買収の話が無くなると
経営状態の悪いUSスチールの
株価は下がってしまうことになり
損失を被る可能性もあります。

結局のところは現状では
政府の一存が株価に影響する
そんな不安定な気もします。

今回は買収計画に政治が
絡んできたワケですけれども
株というのは基本的に企業が
発行体であるため、会社状況が
反映される資産商品。

ただ、政府の政策次第では
株価に影響するリスクというのも
ゼロではありません。

また、天災やウイルスショックなど
予期しない出来事によって、
一気に経営が傾き株価が暴落する
そんな可能性もあります。

可能性が低いことに対して
全てを気にするとどんな投資も
できなくなってはしまいます。

なので、資産運用は
分散が重要となってきます。

株で補填できない欠点を
違う商品に投資することで賄う
といった分散投資です。

株は日々の動きがあり
企業情報が反映されやすいのｄ
比較的動きを読みやすい投資。

ですが、思わぬ事象に
企業が巻き込まれることもあり
最悪紙切れとなるリスクもあります。

そういった場合でも
価値が無くなるリスクを抑え
光り輝く資産がゴールドです。

陽と陰、光と陰があるように
資産にも相反する商品があります。

それらをうまく組み合わせることが
分散資産の基本であり、ゴールドは
利益が取りにくい分、後ろで支える
そんな商品というワケです。

株とゴールド、どちらかでなく
両方とも運用することこそが
重要ではないかと思いますね。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

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