純金積立に関する詐欺が流行している模様

2170 Gold

コロナ禍によって残念ながら
倒産した会社は多かったのですが
今年はそれを上回るペース。

特に7月は多かったようで
単月で過去最多を記録し、
年間でも最多を更新する勢い。

帝国データバンクが
そんな調査結果を展開。

主な業種は運輸業であり
続いて建設業、卸売業。

これらの業種の倒産が
多かった要因と言うのは
燃料や原材料の高騰。

運輸業は原油などの燃料
建設業はウッドショックなどで
木材資材が高騰したことで
物価高倒産が一気に増えたのです。

日本という国は資源が少なく
他国からの輸入便りなワケで
このような物価高倒産が起こるのは
円安で原材料が高くなったため。

今年に入ってからは
販売価格が上がるという
ニュースが多いのですがまさに
この価格転嫁がうまくできないと
利益が減り財務を圧迫します。

原材料などの仕入れ価格が上がれば
その分、提供する値段も上げないと
企業にその負担が回ってくるので
資金繰りが困難となるワケです。

先に代金を支払うような
建設業の場合はなかなか厳しい
点もあるかと思います。

私の知り合いに工務店を
経営している人がいるのですが
その方からこんな話を聞きました。

家を建てる際にお客様から
先にお金をもらったのはいいけど
完成までの間に木材が高騰してしまって
最初の見積もりで割に合わなくなったけど
お客様には言いにくいわ～…と。

一度、契約したにも関わらず
それから値段が変わるというのは
お客様にとっても微妙な話。

でも家を建てる工務店側としては
あらかじめ材料があるならいいけど
新規・追加で揃える際に当初より
高騰していると利益もなくなります。

いかにうまく価格転嫁できるか、
お金が動くタイミングを捌けるか、
これがないと資本力がない会社は
厳しい状況ってことです。

後日お渡しの場合

住宅では先に支払って
後で家が納品されるワケですが
この順番というのは現物資産での
金取引においてもあること。

基本的に商品はその場で
お渡しするのですけども
売切・在庫切れによっては
後日納品の場合もあります。

こうなると納品の日と
支払った日が変わるので
相場も変わってきます。

とはいえ金（ゴールド）は
支払日の相場で注文するので
後日お渡しでも納品日の相場は
全く考慮されないもの。

追加で費用は発生しないし
差額を渡すことなんてことも
まずはありません。

こういった意味で言うと
まだ安心できる商品ですが
昔はこの現金と商品の間に
証券というアイテムを通した
詐欺事件が横行していました。

証券ってことなので
ちゃんと商品の保証はあるけど
所詮は紙切れってことです。

保証する会社に何かあれば
証券とはいえ金どころか何も
保証されなくなるということ。

そういったリスクを伝えず
分かりにくく宣伝することで
お金を搾取するのです。

で、昔はこういった
金取引の詐欺事件では
現物で使われていたのですが
最近多いのは積立に関する詐欺。

積立ってことなので現物より
商品が目に見えにくいし、
現物にも辿りにくいもの。

契約内容を難しくしたり、
色々と条件をつけるなりして
とにかくお金を引っ張るワケです。

ただ、この純金積立は
そんなに難しくないサービス。

決めた月々の金額を登録した
銀行口座から引き出して、その
価格相当分の金を購入するだけ。

あと掛かってくるとしたら
年間費くらいってこともあり
詐欺に使われているようです。

単純ではあるのですが
きちっと内容やリスクを
確認することが重要。

そして、誰が提供しているか？
と言うのが重要となるので
人も会社も信用できるところから
と言うのは基本中の基本です。

分からないままで契約せず
理解できないなら取引せず
納得するまでは絶対やらない
知らない会社のサービスは受けない
…詐欺回避はこれが基本ですね。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

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