現物ならば金もプラチナも基本は長期保有

1764 Gold

昨年弊社でプラチナの
コインを購入したという方から
お電話をいただきました。

電話の内容はというと
プラチナコインの買取価格。

インターネットの環境が
揃ってないってことで値段が
気になるタイミングでたまに
確認の電話をされてたようです。

その方は今年の2月頃に
プラチナコイン1ozを
購入されていた方。

今後はプラチナ需要が
高まるんじゃないかということで
当時購入していたのでした。

ただ、お値段を伝えたところ
買ったときよりもあまり
上がっていなかった様子で
「なかなか価格が上がらんの…」
という一言で電話は終わりました。

そんな電話をいただいて
数日後同じ方からのお電話。

前回同様コインの買取価格を
聞かれたのですがその際に
プラチナの話となりました。

どうやら10年ほど前にも
一度プラチナを購入したことが
あったようでその際はコインでなく
インゴットを持っていたようです。

10年前は今とは異なり
金（ゴールド）よりも
プラチナの方が高かったとき。

平均価格は今とほぼ
変わらないほどでしたが
2008年のリーマンショック後
一度暴落して上昇気味な
相場観である状況でした。

お電話いただいた方は
更なるプラチナの高騰に
期待してのインゴット購入。

もっと上昇することを
想定していたものの
自動車業界の罠によって
読みは外れて下落の一途。

結局途中でインゴットを
手放したそうでそんな中
今年プラチナのコインを
購入していたのでした。

プラチナも現物なら…

現物での金（ゴールド）は
長期保有向きとお伝えしてますが
これは現物であるならば
プラチナも同様の考え方です。

確かにプラチナは金より
稀少性が高い背景もあって
変動幅が大きな資産。

ですが、これはあくまで
金と比べただけであって
現物保有ならば基本的な
考え方は一緒ってことです。

現物資産である場合、
いくら相場商品であっても
その価格は先物やETFと異なり
変動するのは秒ごとではなく
日ごととなってしまいます。

価格変動のタイミングが
長いということはそれだけ
売買取引できるタイミングも
減ってしまうということ。

単純に機会損失となるため、
それだけ利益も取りにくく
長期保有向きとなるってこと。

そのため、現物で持つなら
プラチナであったとしても
金（ゴールド）と同様に
長期保有向きってことです。

ただ、プラチナは
資源の残存量の観点からすると
金より稀少価値の高い資源。

世界で見るプラチナ需要も
8割ほど工業製品や自動車なので
金よりも動く幅が大きいのは
正しい事実でもあります。

現在は価格が逆転してますが
そもそものモノの価値では
プラチナに軍配が上がります。

動きの激しいプラチナ、
値段が下がったり動いたりと
方向が固まっていない今は
ジッと耐えている状況が
ベターかもしれませんね。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

【本日(7/5)の貴金属価格】
　ゴールド：7,074円/g（-3）
　プラチナ：4,404円/g（-1）
　※田中貴金属公表の税込小売価格

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