現物資産のデメリット！天災や盗難による紛失

2900 Gold

先日夕方仕事をしていたら
スタッフやお客様のスマホから
緊急地震速報が流れました。

それから間もなくして
お店の建物が若干横揺れ。

下のフロアの方はあまり
揺れを感じなかったようでしたが
私は上の階で事務処理をしており
揺れを感じました。

震源地は宮崎県日向灘で
マグニチュード7。

広島は離れてたので
震度2弱ではあったのだが
数字以上に揺れを感じた次第。

1mではあるものの
津波が起きたようでして
テレビでもしばらくは
地震速報が流れてました。

で、この度の地震に対し
気象庁は初めて南海トラフ
地震臨時情報を発表。

1週間以内に巨大地震が
起こるかもということで
注意するようにとのこと。

南海トラフというのは
静岡県駿河湾から宮崎県
日向灘沖にかけてある
海底の溝状の地形。

今回起こった地震は
まさに南海トラフの端で
起きた地震であったたので
リスクとして地震臨時情報が
発表されたのでした。

南海トラフに関する地震は
最後に起こったのが1946年で
約90～200年間隔で発生。

これまでに何千人もの
死者を出しているものでして
周期的にはまだ時期尚早。

ただ、周期通りに起こると
限ったものではありませんし、
最悪のケースを想定すると
約30万人以上の死者が出る
というシミュレーションも。

あくまでも注意喚起として
発令されたものではありますが
それだけ可能性としては以前より
高いってことですね。

で、その数日後には
神奈川県の西部で
マグニチュード5の地震。

駿河湾からは少し
離れているところなので
南海トラフとの関係性はない
という専門家の予測。

ただ、立て続けに
地震が起きたことで
不安感は否めないもの。

いつ起こるか分からない
地震に対して防災グッズの
需要も高まってる模様。

当店のスタッフも災害に備え
グッズを買ったという声が
聞こえてきましたね。

災害に強いようで弱い

こういった災害があると
お客様から金現物運用に対する
不安感を耳にすることが増えます。

確かにゴールドは火事程度で
蒸発して無くなることはないが
水害で流されたり、土砂によって
埋まったりするとどうにもならない。

商品としてのどうのこうのでなく
そもそも現物自体を紛失してしまう
そちらのリスクがあるからだ。

こういったリスクに関しては
正直どうしようもできないもの。

家の金庫に保管していても
家が流されるほどのものだと
金庫自体もどっかへいってしまう
その可能性もあります。

結局としては
貸金庫など安全な場所で保管する…
純金積立で第三者管理にする…
肌身離さず身に付けておく…
そういったことでしか対処できません。

資産運用の基本は分散
とお伝えしていますが
現物資産のゴールドにも
先ほどのような弱点はあります。

株のような発行元がいないため
信用リスクが低いメリットはあれど
元本保証がない特徴もあるなど
やはりデメリットはあるのです。

災害による紛失もあれば
盗難や窃盗で失ってしまう
そういったリスクもあります。

手元に持っておく現物は
安心感はあるのですが
セキュリティ面でのリスクは
どうしても逃れられません。

いつ起こる分からないトラブルに
100%対策するのは難しいこと。

ただ、そのリスクを少しでも
軽減することは可能です。

津波による水没、土砂崩れなど
家の土地柄などで環境は違うため
それぞれ対処法は変わってきます。

資産を分散するというのは
防ぐことのできない事態への対処に
有効な運用方法のひとつです。

ゴールドも完璧な資産では
ないってことです。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

【本日(8/15)の貴金属価格】
　ゴールド：12,821円/g（-67）
　プラチナ：4,928円/g（-75）
　※田中貴金属公表の税込小売価格

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