不動産では当たり前な税金が掛からないゴールド

2542 Gold

一昨年から何かとメディアに出ては
Twitterのトレンドにもなった
恒大集団（こうだいしゅうだん）。

経営危機に陥いる度にテレビや
新聞に出てきたのですけども
ひとつの区切りがついた模様。

積極的な不動産の購入、
そして他事業への積極参入を
借入しながら行ってきた
ツケがとうとう回ってきました。

債務不履行となった2021年、
当時は金融市場に影響を与え
若干ながらも金市場にも波及。

不動産会社では世界最大の
負債を抱える企業として
名が知れ渡りました。

経営再建を目指していたものの
赤字脱却とはならずアメリカで
連邦破産法適用を申請。

アメリカ国外において
再建築が行われるとのことだが
ほぼ絶望的状況ではあります。

負債総額は約49兆円なので
小国の国家予算ほどの金額。

不動産バブルだった中国は
数年前から崩壊しており
恒大集団はまさにその
代名詞ともなりました。

そもそも事の経緯としては
中国政府による不動産企業への
引き締めによって数字が悪化。

更には高くなり過ぎた
不動産物件が売れないことが
歯止めを掛けて更に企業の
赤字を追うこととなりました。

当時は中国政府が救いの手を
差し伸べる可能性もありましたが
結局それはないまま時間が過ぎ
現在に至っている状況。

ここ最近の中国経済は
あまり良い状況とは言えず
恒大集団以外の不動産企業も
経営数値は赤字続き。

経済指標に至っても
良い数値は出ておらず先日
失業率の公表を行わないという
中国政府の対応も懸念が残ります。

日本への直接的な影響は
あまりなさそうではありますが
対中国企業など間接的な被害は
出てくるかもしれませんね。

不動産とゴールド

不動産で収益を上げて
一代で大きく伸びた恒大集団。

色んな事業に手を延ばしたが
破綻した大きなきっかけはやはり
メインビジネスとなる不動産。

不動産といえば売買と賃貸と
大きく分けると2つの収益を取る
ビジネスがあります。

当店のお客様でも、
この不動産事業を行ってる
個人事業主や経営者がおります。

そういった方ですが貴金属資産
ゴールドやプラチナをお持ちの方は
意外と少なくないんです。

先日不動産賃貸業をされてる
お客様からこんな話がありました。

“最近はテレワークが増えたせいか
賃貸の売上が前に比べると落ちててね…。
不動産って利用者いないと損失事業だから〜。”

その方は学生向けのアパートを
メインに賃貸業を行っていたのですが
コロナ禍に入って学校も通信制で
授業を始めたところもあってか
借りる学生が激減。

今ではだいぶ戻ったようですが
不動産で安心していたところで
思わぬ損害を受けてしまったので
当時はかなり危機を感じたようです。

法人名義で持ってたゴールドを
売却したことで繋いでたようですが
まさか昔購入していたゴールドを
活かすことになるとは思っても
いなかったようでした。

確かに不動産というのは
賃貸業で定期収入があるため
手堅く安泰な事業には見えます。

ただし、これを満たすには
不動産の利用者が存在している
という前提条件が必要です。

そうでないと不動産も
マイナスを生み出す負動産と
なってしまうということ。

コロナ禍以降で不動産事業の
魅力に惹かれ宅建資格の受講者が
めちゃくちゃ増えてるようです。
（私もその1人ですが…笑）

不動産も定期収入に
売買による大きな収入と
嬉しい面がある一方で当然ながら
デメリットもあります。

よほどでないと恒大集団のような
事態になることはないでしょうが
不動産だけに頼るという集中型の
資産運用は避けた方がいいってことです。

ちなみに不動産屋さんにとって
ゴールドは人気な資産商品。

なぜなら不動産に関しては
切っても切れない固定資産税が
ゴールドは不要であるため。

保有する分には税金が一切
掛からないのは確かに
資産としてのメリットですね。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

【本日(8/23)の貴金属価格】
　ゴールド：9,850円/g（-18）
　プラチナ：4,870円/g（+50）
　※田中貴金属公表の税込小売価格

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