かつては金製品もメッキ品も販売許可が必要だった

投稿日:

2174 Gold

 

ケース磨きで預かっていた
時計の修理が終わり
職人から納品されました。

最初、お客様から
お預かりしたときは色が
若干曇って小傷も数点。

かなりお気に入りの時計で
元のピカピカした綺麗な状態に
戻して欲しいということでのご依頼。

 

磨きが終わって検品した際も
新品としていけそうな感じの
仕上がりとなってました。

こういった時計のケース磨きは
たまにご依頼いただきます。

ただ、やはり愛着ある
高級時計でのご依頼が多数。

 

とはいえこのケース磨き、
どんな時計でもできるかというと
そんなことはありません。

時計の素材として多いのは
ステンレスですが他にもチタンや
金(ゴールド)があります。

ステンレスやゴールドならば
まだ磨きが可能ではあるのですが
チタンに関しては磨けないことも
あったりするんです。

 

なぜならば、チタンというのは
ステンレスよりも柔らかい金属で
傷が入らないように表面加工を施し
硬度を強化するケースがほとんど。

しかし、その表面加工次第では
この磨きという作業に関して
対応できないことがあるのです。

 

チタンは軽い金属であり
時計に使われたのはどちらかというと
後発組ではあるのですが
一定のニーズはあります。

供給面でメジャーなステンレスよりも
かなり商品数は少なくはあるのですが
一部のニッチなユーザーには人気。

そのため、各時計メーカーは
自社オリジナルの配合でチタンを開発し
商品提供しているのでチタン時計といえど
色んなバリエーションがあります。

 

軽いというメリットがあるけど
ちょっとしたこだわりが欲しいなら
チタンという素材もありかと思います。

見た目とは違う点での密かな
楽しみ方ってことですね。

 

 

日本ではかつて金販売制限が…

金製品として中身もみっちり
金で埋め尽くされた物と
外側だけ金張りされたものがあり
後者はメッキ品とも言われます。

このふたつの圧倒的な違いは
価値もあるのですが、他にも
使い勝手という点もあります。

というのも中身が金ならば
どれだけ磨いたり削っても
ひたすら金ですがメッキ品だと
そうはいかないため。

 

そんなメッキ品ですが日本ではかつて
大蔵大臣の承認がないと
作ることができない
…なんて時期があったんです。

これは現在は廃止された
金使用規則という法律によるもので
戦時中において金取引の実態を
把握するために制定されたもの。

 

ではなぜ当時金取引の実態を
戦時中に把握していたのかというと
何かあったときの対外決済のため

戦争ってことで銃や兵器など
色んな資源が必要となりますが
何と言っても島国の日本というのは
原材料の確保が限られます。

となると海外からの輸入頼りですが
その際の決済として確保するために
金取引が把握されたのです。

 

そして、把握するだけでなく
日本国内での金の自由販売が
禁じられた法律も制定。

すべての金(ゴールド)製品は
日本政府に売り渡すべきとされて
強制的に買い上げされました。

現時点ではもちろんその法律は
無くなってしまったワケですが
何か起きたときの代替資産として
金(ゴールド)が使われたのです。

 

戦争などが起きてしまうと
国交も減ってしまうこともあり
自国通貨のみでは賄えません。

そうなると世界で共通する
通貨でしか他国と取引できないワケで
その媒体として金が使われてきました。

今はどの国もそういった外貨資産で
金(ゴールド)が運用されていますが
それだけ信用が強いという証ですね。

 

 

 

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

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