金製品の買い取りをお断りした理由

1467 Gold

ジュエリーのお買取りで
来店されたお客様と接客の際、
たまになのですが買取りを
しないことがあります。

これは特に
買取処理が面倒くさいとか
持ち込み品がメッキだから
お客様の傲慢だから
…といった理由ではありません。

本物の金（ゴールド）であり
きちんとした理由であってもです。

では、なぜジュエリーの
お買取りをしないことがあるのか？

それは状態が良すぎたり、
いつでも受けるデザインだったり
宝石の質が良かった場合には
手放すことで返ってもったいない
と感じることがあるため。

特にですがバブルの頃など
好景気時代だった頃にかった
ジュエリーというのは本当に
質が良いものがたくさん。

ダイヤモンドや色石など
高品質な宝石が出回っており
デザインは古くとも材料の良い
ジュエリーが多いんです。

とはいえ売ってしまうと
宝石というのは金ほどの
期待ができないもの。

なので、可能であれば
お守り代わりで持ったり
リフォームなどでしっかりと
使い倒して欲しいんです。

宝石は地球内部の高温高圧という
過酷な環境の中、何億年もの
途方もない時間を掛けて
できた自然の神秘。

自然のパワーとエネルギーが
凝縮されたのが宝石なので
大事に使っていただきたいのが
できることならばの理想。

…と、そういった
ジュエラーの持論が響いて
買い取りを止めるお客様が
いらっしゃるワケです。

もちろん理由次第では
すんなりお買取りしますが
せめて眺めていてピーンと
来るような宝石を1つでも
持って欲しいものです。

金も場合によっては…

金価格が昨年に比べて
高くなったこともあって
手放す方が多いのですが
売り方次第では損をすることが
あったりします。

先日もこういった
お客様がご来店されました。

両親から受け継いだ金を
どうすれば良いか分からなくて
そのまま放置していたんです。

でも、ここ最近、ネットや
ニュースでしきりに金価格が
高騰しているから持ってきました。

…と、お持ちになったのは
大量な枚数の1オンスサイズの
メイプルリーフ金貨。

30枚ほどあった1オンスの
金貨は並べるだけで
なかなかの景色。

ちなみにお持ちになった
1オンスサイズの金貨は現在
買取価格で約20万円ほど。

現物の金に関して
売却益は譲渡所得扱いとなり
年間50万円の控除があるため
売却益が50万1円以上となると
課税対象となります。

そのため、今回のケースでは
全て売却すると控除額を
越えてしまう計算でした。

ただ、今回は金価格高騰を機に
金貨をお持ちになったものの
そこまで急いでお金が必要
…ということではないとのこと。

そのため、売却益が
50万円を超えない量を換金し、
残りは持ち越しとなりました。

金価格が上がったからといえ
現物の金を売り過ぎてしまうと
出費が発生することもあります。

税金が発生したものについては
どうしようもありません。

しかし、売り方次第で
税金を抑えることは可能で、
法律に則り合法的に
節税することはできます。

金を受け継いだり、
家や倉庫から出てきたものの
普通に売ってもいいのか？
…そんなお悩みがある方は
遠慮なくご相談ください。

本日はここまで。
ゴールド王子こと中岡英也でした。
（名前クリックでプロフィール表示）
May the Gold be with you. 

【本日(9/10)の貴金属価格】
　ゴールド：7,363円/g（+80）
　プラチナ：3,542円/g（+60）
　※田中貴金属公表の税込小売価格

【今週の逸品】
「幸福」の印象であるハート型で「富・聡明」の宝石言葉を持つアクアマリン。
ハート型アクアマリンは珍しいカットですので、ちょっと人とは違うジュエリーを…という方にオススメです。

素材：K18YG、アクアマリン
詳細：https://nakaoka.official.ec/items/31750928

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