貴金属の買取価格が単純な割合計算ではない理由

1485 Gold

3か月ほど前から
セミナー受講のために
定期的に大阪に来てました。

ビジネスモデルを学んで
構築するためのセミナー。

今までは技術ばっかりで、
強力な武器を手に入れど
その使い方が分からない状態。

ただ、今回のセミナーでは
そういった武器を有効活用できる
そんなイメージの内容です。

そんな長かったような
短かったようなセミナーも
終わりを迎えようとしてます。

当初はコロナの影響もあり
感染者が多い大阪開催だったので
参加はかなりとまどいました。

とはいえ、新大阪駅
目の前の会場であったり
Zoom参加もしていたりと
感染防止も注意しての参加。

特に7月は新型コロナウイルスの
第二波が始まったときでもあり
移動するときの新幹線は
ほぼ人がいませんでした…。

それを示すかのように
JRの赤字報告の数値も
なかなかのもの…。

ただ、GoToキャンペーンや
コロナに慣れてきた感もあり
時間の経過とともに徐々に
人気も戻ってきました。

時間帯によっては
まだまだガラガラですが
刻一刻と元の生活に
戻っている感じはしてます。

ちょっと脱線しましたが、
まぁ兎にも角にも何とか
完成しそうなビジネスモデル。

これまで蓄えてきた
武器をふんだんに使って
盤石なものができればと思います。

ちなみに宝飾業界の
ビジネスモデルっていうと
もちろん商品の販売はあれど
昔からもうひとつ大きな
事業がありました。

その事業というのが
今となっては専門店があるほど
浸透してしまっている
宝石・貴金属の買取事業。

いくらでもある買取業者

今でこそホームページなど
インターネットで誰でも
いつでも公開されている
貴金属の売買価格。

これは現在のような
情報化社会となるまでは
お店に直接来店したり電話で
連絡するしかありませんでした。

新聞にも記載はあれど
前日の値段なので…

そんな背景をいいことに
お店によっては利益を取るべく
他店とは桁が違うほどの買取が
横行したこともあったのです。

先日お買取りのために
来店されたお客様から
こんな質問をいただきました。

K18の買取価格が
単純にK24の75%より
安いのはなぜですか？

K18というのは
金の純度表示であり
75%純金が含まれており
残りの25%はその他の金属が
混ぜ合わさった合金。

毎日公開されている
純金の相場価格を単純に
75%したのがK18買取価格では？
…という主張でした。

K18は確かに75%ですが
以下の理由があるために
単純計算ではないのです。

✓再精製の機械＆人員コスト
✓金以外の金属はほぼ無価値

K18は純金とそれ以外の
金属を分けないと次に
リサイクルとして使えません。

そのため、機械や人を使い
成分分析を行う必要があり
再精製するという作業が
発生する以上コストが掛かります。

そして、金以外に
出てくる金属ですが確かに
ホワイトゴールドには
パラジウムなど貴金属が
混ざっていることもあります。

しかし、入っていたとしても
極微量であり、何十円何百円も
しないものばかり。

単純な割合計算で
買い取ってしまうと
経費倒れしてしまうため
コスト分を引いているのです。

確かにそのコストは
会社によって様々ですが
弊社の場合は最大手の
地金商であるために値段は
標準的かと思ってます。

もし、K18など
純金よりも低い純度で
買取価格が高いお店ってのは
そういったコストがない
再販する業者かもしれません。

ただ、再販業者が悪い
ってワケではありません。

消費者にとっては
高く買い取ってくれる方が
基本的にはありがたいこと。

二度と見たくなかったり
絶対潰してほしいなどなら
きちんと溶解処理してくれる
お店がいいんでしょうけどね。

本日はここまで。
ゴールド王子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

【本日(9/28)の貴金属価格】
　ゴールド：6,999円/g（-11）
　プラチナ：3,284円/g（-9）
　※田中貴金属公表の税込小売価格

【今週の逸品】
緑色の強い輝く宝石デマントイドガーネット。
「真実」という意味を持ち、ダイヤモンドとほぼ同じ屈折率の宝石をあしらったリングです。。

素材：Pt900、デマントイドガーネット
詳細：https://nakaoka.official.ec/items/33710252

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