宗教法人は金に関する税金が掛かるのか？

1981 Gold

先日、とある宗教法人の方が
来店され金に関する運用の
相談をお受けしました。

どうやら私のブログを
見てのご来店だそうでして
もっと詳細を…とのこと。

話を色々と聞いてみると
他県（京都）の同業者が修繕費のため
金地金で運用しているようで
その情報を聞いたのが発端。

そのあとにネットで調べると
宗教法人名義など税金などで
ブログがヒットしたようです。

寺社仏閣って聞くとどこの
都道府県が多いと思いますか？

って聞かれると多くの方が
京都！…と答えるかもしれませんが
実は神社にしろ寺にしろ、
京都ではないんですよね。

それなのに京都では金を
運用している宗教法人が多い
という話を同業者から聞き
それがブログになってたので
話を聞きに来店されたワケです。

ちなみにお寺の件数TOP3は
1位が愛知県で2位が大阪府、
そして3位が兵庫県。

神社の件数TOP3は
1位が新潟県、2位が兵庫県、
3位が福岡県となっており
京都は寺も神社もランク外。

なのに金運用をされている
宗教法人が京都が多いのには
金のウマミを知ってるから。

ということで、今回
来店された方に宗教法人としての
その金のウマミをお伝えしました。

もちろんデメリットもあるので
そっちもきっちりご説明。

何かと寺社仏閣は何十年に
一度ある修繕費で莫大な費用が
掛かってしまうので金は
意外と役に立てるんですよね。

法人名義であるなら…

今回の宗教法人に関してですが
個人名義と宗教法人名義とで
金の運用は変えた方が良いと
お客様にお伝えしてます。

どう変えて持つのかというと
宗教法人名義ではインゴットで
個人名義ではコイン。

インゴットというのは
手数料（バーチャージ）が
発生しない500g以上のものであり
コインは1ozか50gのインゴット。

つまり、宗教法人名義ならば
売買差の少ないインゴットが良くて
個人名義ならば小さいサイズの
インゴットかコインということ。

宗教法人の場合、たとえば
本堂など建物に必要となる
改修資金を捻出するために
運用で出た利益は非課税です。

なので可能な限り売買差の少ない
運用の方が利益となりやすいので
手数料の掛からない商品がいいワケです。

しかし、個人名義の場合は
利益が出た場合にはその商品が
該当する法律に則って課税対象と
なってしまうことになります。

そのため、手数料は掛かれど
利益が出にくい小さなサイズで
持っていた方がいいのです。

とはいえ小さすぎると、
それはそれでコストが掛かるので
ある程度の大きさってことで
1ozや50g程度のインゴットを
オススメしているワケです。

宗教法人は改修資金が
目的の運用なら非課税である
…とお伝えしましたが、
ここに目を付ける人もいます。

たとえば潰れかけている
宗教法人を買い取ってうまいこと
非課税枠に収める…など。

そのため、税務調査は厳しく
いくら非課税とはいえきちんと
改修資金に使われているかなど
綿密なチェックもされてます。

話がズレてしまいましたが…
金は長期保有向けの商品。

何十年かに一度来るはずの
建物改修へ割り当てるには
モッテコイな運用ですね。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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