残骨灰に含まれる貴金属は簡単に取れそうだけど…

投稿日:

1932 Gold

 

火葬場…といえば死体を
焼却して火葬するために
建てられた政府公認の施設。

都道府県知事の許可が必要で
法律上でもその旨が記されてます。

日本では99.98%が火葬で
海外では土葬など国や地域で
異なる状況ではあります。

 

そんな火葬に関して
運営している熊本市が残骨灰に
含まれる金などの貴金属を
売却する方針を発表しました。

火葬後に出てくる残骨灰は
処理されたに有価物が市へと
返還されて保管される仕組み。

今回の熊本市による発表では
金・銀・プラチナ・パラジウムなど
時価総額1億4千万円相当を
売却するということでした。

 

残骨灰といっても
仕分けすると人骨だけでなく
歯や人工骨として生前使われた
金や銀の素材のものがあります。

そのため、そういった
価値のある有価物が焼却後も残り
貯まりに貯まったのを売る
…ってのが今回の報道でした。

なので当然ではありますが
人骨からは金や銀などの
貴金属が含まれてるワケでなく
あくまでも体内に埋め込んでたり、
身に付けていたものってことです。

 

もともと人の体ってことで
残骨灰の仕分けを引き受ける
業者も少ないようですが中には
大量の残骨灰を1円で受けるとこも…。

貴金属というのは骨とは別で
ある程度の塊で出てくるもの。

単純な発想ではありますが
仕分けもそこまで難しくは
なさそうな気もしますね。

 

 

密度が違うから仕分けも…


火葬の温度は有害物質が
発生しないよう
規制されており
火葬炉の温度は800~1200度と
設定されています。

ということで貴金属にとって
これくらいの温度では溶けて
液化しても気化することなく
そのまま残ってしまいます。

 

冒頭でお伝えした金、
プラチナ、銀、パラジウムは
気化する温度が以下の通りで
火葬の温度よりも上。

金属 融点 沸点
Au 1064℃ 2856℃
Pt 1768℃ 3825℃
Ag 961℃ 2162℃
Pd 1554℃ 2963℃

※Au:金、Pt:プラチナ、Ag:銀、Pd:パラジウム

 

そのため、一度火葬後には
冷えてまた固まってしまうため
抽出も可能となるのです。

砂金を採るように灰と
貴金属を分別することも
比較的簡単にできるかと思います。
(やったことないので恐らくですが…)

 

というのも残骨灰は
文字通り
灰であるため、
貴金属に比べ
粉状で軽い物質。

しかし、金やプラチナ、
銀にパラジウムは金属であり
ご存知の通り比重の高い物質。

篩にかけることによって
そう難しい話ではないような
気がするワケですよ。

 

なかなか貴金属を使った
差し歯を生前に確保するのは
難しいことかもしれません。

しかし、指輪やネックレスなど
見えやすいところの貴金属品は
火葬される前に引き取った方が
良いでしょうね。

亡くなった方のためにも、
誰か知らない人の手に渡るより
まだ身内が持ってた方が
いいでしょうから。

 

 

 

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

【本日(12/20)の貴金属価格】
 ゴールド:7,295円/g(+5)
 プラチナ:3,848円/g(-29)
 ※田中貴金属公表の税込小売価格

 

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