金を買うなら顕在化したリスクが落ち着いた時に

2821 Gold

先日、中国軍が台湾を
取り囲む形で軍事演習を実施。

駆逐艦や戦闘機が勢揃いで
攻撃訓練を行ったのですが
そのシフトたるや台湾島を
攻めるかのようなもの。

台湾独立派である頼清徳政権を
威嚇するために行ってたのは
一目瞭然ではあります。

台湾の新政権が発足し、
ひょっとしたら何か中国が
動いてくるのかな？
と思った矢先での出来事。

とはいえ、演習のみで
実際の衝突が起こるには
現時点では時期尚早。

さすがの中国も台湾への
直接的な攻撃はせずに
威嚇として終わった次第。

台湾での出来事なので
日本としても沖縄に近い
場所でも出来事であり
良い気分はしません。

中国による尖閣諸島への
領海侵入も相変わらず続いており
日本の領土であれど台湾に近い場所。

何もしてこないと思えど、
どこか不安感を覚えるような
今回の軍事演習。

頼清徳総統が就任に
行った演説では前政権と
同じ現状維持を強調。

改めて、台湾と中国は
互いに隷属しない旨を話し、
対話を訴えかけるも中国は拒否。

台湾と中国の関係性が
良好となることはないと思うが
何かしらのキッカケがない限りは
大きな動きもなさそうです。

台湾総統選で選ばれたのが
中国独立派でなかったならば
何かしら起きていたかもしれません。

色んな策を行ったものの
親中派が選ばれなかった選挙。

国民がそれだけ中国との
共存を求めていないということを
改めて認識して欲しいとこだが
今の中国には何を訴えても
聞く耳はないでしょうね。

何も起きてない今だから…

台湾有事は数年前から
リスクとして顕在化されてますが
いつこれが紛糾するかは
分からないものではあります。

中国の考えが分かるワケでなく、
いつ衝突のキッカケが生まれるか
誰にも予期できないからだ。

先日店頭でこのような
質問をいただきました。

”中国は台湾へいつ攻めるかね？
今のうちにゴールドを買った方が
いいんかいね？”

正直中国の関係者じゃないので
いつ台湾へ攻めるかなんて
分からないのでこちらに関しては
何とも言えないところ。

ただ、そのリスクがまだ
目立っていない状況であるうちなら
買っておいてもいいかとは思います。

この手のリスクは表立ってから
価格に反映されるワケでして、
そうなる前に買うのが得策。

これは台湾有事に限らず
様々な地政学リスクを考慮すると
何にでも言えることです。

なので、天候に関しても
言ってしまえば何も起きてない
平穏なときが言いのです。

天候悪化などで穀物価格上昇、
それに伴って金価格も上昇する
なんて動きになる可能性だって
無きにしも非ずですからね。

プロのトレーダーや
ディーラー、アナリストは
世界の隅々まで目を張っており、
我々より先に情報を入手し、
売買を行います。

なので、ニュースで報道され
表立ってしまったときには
時すでに遅し。

所詮素人がその辺のプロに
勝とうなんて難しい話でして、
それならば深追いはせず
リスク顕在化前に買うのが
ベターということです。

安くなったら買う！
という方がとても多いけど
安いとこを目指すのは至難の業。

それよりもリスク顕在化前に買う！
といった考え方の方がよっぽど
良いのではないかと感じた次第。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

【本日(5/28)の貴金属価格】
　ゴールド：13,107円/g（+91）
　プラチナ：5,949円/g（+144）
　※田中貴金属公表の税込小売価格

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