銀地金は長期保管していても経年劣化しない？！

2397 Gold

開店前にお客様が入店され
ゴールドの買取かと思いきや
お持ちになったのは白金色のもの。

プラチナかな…とも思いましたが
手に持って良く見てみると
銀（シルバー）のインゴット。

現在、田中貴金属系列では
銀地金の販売が中止となっており
買取も制限しているので、
珍しいお客様ではありました。

どうやら家から出てきたようで
かつて両親が持っていたもの。

最初に見つけたときは
私と同様でプラチナかな…
とも感じたようではありますが
刻印に”SILVER”とあったのです。

また、インゴットを持ったとき
見た目の大きさの割にはやけに
軽いなぁとも思われたようで
それもあって気付かれた様子。

ちなみに銀（シルバー）の
比重は10.49であるため、
ゴールドやプラチナに比べ
だいたい半分ほどの比重。

なので、大きく見えても
実際、手に持ってみると
軽く感じてしまうワケです。

更に最初見た時に
銀と思わなかった理由としては
変色や錆が無かったため。

銀というと食器やジュエリーで
使われているイメージがありますが
長年使っていると錆や変色など
見た目を損なう変化が起きてしまいがち。

ですが、この度お持ちになった
銀地金は綺麗な白金色でして、
当然ながら錆び無し変色も無しと
良い状態ではありました。

なので見た感じでプラチナか？
と思ってしまうのも頷けます。

ちなみに銀の価格はというと
約100円/gなので1000gでも10万円、
もしもプラチナであったならば
約4,600円/gなので460万円ほど。

見た目は全然違うのですが
その金銭的価値としてみれば
全然違ったカタチにはなりますね。

銀地金は変色しない？

先日Twitterを更新したところ
銀地金に関してこんな質問を
いただきました。

いただいたコメントをそのまま
記載するとこういったもの↓↓

銀自金、気になっていますが、個人の自宅で保管していても黒くなったりしないものなのでしょうか。
アクセサリーとか見てると、シルバーは黒くなるイメージがあるのです。

確かにシルバーアクセサリーを見ると
デザインとして最初から黒ずんだり、
長く使っていると錆びたりとあります。

なので銀地金に関しても
ひょっとしたら同じような現象が
起こるのでは？…という質問。

過去に何度か銀地金を買い取り、
中には何十年と長く保管された
お客様もいらっしゃったので、
古い銀地金も目にしてきました。

ただ、銀地金に関しては
多少の茶色っぽい変色はあるけど、
真っ黒になることはほぼ皆無。

このように表面の見た目としては
ゴールドよりも多少凸凹はあれど
これは経年劣化によるものでなく
製造時の技術的なもの。

銀地金は刻印にあるように
純度は999.9（フォーナイン）。

金地金（金のインゴット）と同様、
高純度な商品であり、純度の低い
アクセサリーとは全く別物。

シルバーアクセサリーは
925（925/1000）なのに対して
銀地金は不純な物がありません。

シルバーはそのまま放っておくと
茶色くなったり黒くなったりするので
錆びたように見えてしまう代物。

ただ、厳密には錆ではなくて
空気中の硫黄が付着した硫化現象
というのが正解ではあります。

シルバーは本来錆びる性質はなく
シルバー以外の合金が錆びたため、
銀製品によっては錆びてしまうもの。

銀地金も長年持っていると
たまに銀色でない部分もありますが
それは硫化によるものということ。

ということなので確かに
見た目を損なう可能性がある銀地金、
だからといって買取価格が下がる
ってことはないので安心ください。

さて、本日は金価格が
最高値を更新したので店頭も
ドタバタしそうな感じです。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

【本日(3/31)の貴金属価格】
　ゴールド：9,385円/g（+133）
　プラチナ：4,750円/g（+130）
　※田中貴金属公表の税込小売価格

＜金運メッセージ付きゴールド開運純金名刺＞

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