売れなくなる可能性も！金の小分け対応店の見分け方

2088 Gold

デパートで小分けした
インゴットを売却に…ってことで
お持ちになったお客様。

なかなか見ないブランドで
数年前に一度見たような
気がしたのですが…。

するとそのブランドは
地金商のものではないようで
LBMAや日本金地金流通協会に
登録されてないものでした。

弊社ではこういった
ブランドとなってしまうと

・最悪買取ができない
・買取査定が下がってしまう

ということになるのですが
どうやらそれが不服そうで
色々ブイブイと言われました。
（言われても困るのですが…）

どうしても買取価格が
落ちてしまうのがイヤだ
ってことなので一応対策も
お伝えしたのですけどね。

といってもその対策法も
・他の買取店を色々回ってみる
・小分けしたデパートで売却
ぐらいしかないのですが。。

ブログで何度かお伝えしてますが
もしインゴットを小分けするならば
”誰が？”というのと”どのブランドになる？”
という点が重要となってきます。

”誰が”というのは小分けする
業者がどういった方法によって
小分けする点です。

小分けといっても2種類あり
「交換する」か「加工する」かによって
小分け前の預けたインゴットの扱いが
異なってくることになります。

前者の場合は一度売るという
工程になるのですが、後者の場合は
加工なので”売る”こととは違います。

で、”どのブランドになる？”
っていう点もかなり重要であって
預けたのが小分け後も同じ
ブランドになるとは限りません。

もちろん加工会社が小分け前の
ブランドを作っているのであれば
いいのですが、そうでなければ
異なるブランドになるワケです。

そうなってしまうと今回の
お客様のように売却する際に
面倒なことになることも…。

小分けするといっても
意外と注意すべき点は
あったりするのです。

田中貴金属工業系列では
この小分けを行ってませんが
小分けされたインゴットの
買取が多いのでお伝えしました。

地金業者でないと…

ではそんな金の小分けを
もし行うのであればどういった
お店がいいのでしょうか？

これは簡単に言ってしまうと
金地金を扱うプロである

地金商

がベストということ。

地金商でないということは
他社へ委託するということで
その時点で手数料が高くなったり
信憑性のないブランドになる
…というリスクがついてきます。

手数料だけで済むならまだしも
ブランド次第では冒頭の話のように
買取できない場合もあれば
買取金額が下がることもあります。

で、地金商であれば
どこでもいいかというと
そうではありません。

いくら自社で製造してるといえ
会社として信頼されてないと
品質的なリスクがあるため。

ではどういった地金商だと
安心できるのかと言うと
地金業界の団体組織に
加入している会社。

これは国内と海外の両面で
信頼できる団体に入っているのが
望ましいのですが、では
どの団体がいいかというと…

①LBMAの認定ブランド
②日本金地金流通協会の登録店

LBMAは金市場の中でも現物商品で
最も規模が大きなロンドン市場において
市場で取り引きされる商品を監督している
専門業者団体のことでもあります。

その団体の認定を取ることで
高い品質であることが第三者機関に
証明されているということです。

そして、日本金地金流通協会は
1979年に発足された日本国内の協会で
啓蒙だけでなく調査なども行ってる機関。

弊社も登録店として加盟しており
金取引に関する研修もあるので
受講しに行くこともあります。

このふたつの条件に該当すれば
小分けに関しても安心できますが
これはそのまま金取引自体にも
関わってくることでもあります。

買うにも売るにもこの団体の
加盟店であるならば安心して
高品質の金商品を手にできて
売却の際も市場相場に沿った価格で
取り引きができるということ。

適正価格で取り引きしたい場合も
小分けしたい場合もこういった
信頼できる団体に属しておくことで
安心できる取引に繋がりますね。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
（名前クリックでプロフィール表示）
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