日本にも該当するスリランカの経済危機要因

2142 Gold

独立以来最悪の経済危機を
迎えたスリランカ。

首相による破産宣言で
デモ隊が大統領公邸を占拠。

首相も大統領も辞任に
追い込まれることとなり
この経済危機は今後も
長期化する見込みです。

こうなった原因は
新型コロナウイルス感染の
影響が元々ありました。

スリランカは物価やビザの安さ、
常夏で過ごしやすい気候、
世界遺産など観光するのに
人気な国だったのです。

そこへウイルスショックにより
観光客が激減してしまったのが
スリランカ経済に打撃を与える
結果となったのです。

しかし、それだけで終わらず
そこへ更に被さってしまったのが
ロシア・ウクライナ情勢。

ウクライナからの食糧が
届かないことで小麦や米など
国内物価が高騰する状況。

更にロシア制裁によって
原油高が高騰してしまったりと
ただでさえ観光業が火の車なのに
更に追い打ちを掛ける結果と
なってしまったのです。

もともとスリランカは
赤字体質の財政でもあり
貿易収支も赤字が常連の国。

ガソリンなどの燃料だけでなく
食料品などほとんどが輸入便りで
決済に用いる外貨が不足することで
輸入が滞り、国内のインフレに
繋がってしまったのです。

今回、首相と大統領が
辞任に追い込まれてしまったのも
そういった政治に対する鬱憤が
溜まった結果かもしれません。

なんせ大統領の公邸が
占拠されるなんてよっぽどの
事がない限りはないですからね。

暴動で明るい未来はあるのか

と、経済破綻で生活が
貧困極まりない状態になったことで
起きてしまった市民による暴動。

確かに暴動することによって
政治体制が変わって、住みやすく
いい国になる可能性はあります。

そういう意味合いでは
暴動することのメリットは
あるのではないでしょうか。

ちなみに今回の件があり
こういった理由で金を購入する
という方が増えております。

それは

日本と同じ輸入便りの国が
経済危機を迎えているから。

日本はまだスリランカと違い
輸出して売れる商品があるので
経済赤字も酷い状況ではありません。

ただ、資源国ではなくて
原材料が輸入便りであるので
そこが類似しているってことで
将来の危機感を感じたワケです。

暴動してもすぐにでも
生活レベルが高まるかというと
それはなかなか難しいこと。

新しい政治体制になって
きちんとして政策が行われないと
国民が体感できるレベルまで
到達しないかと思います。

ということなので、
自分の身は自分で守る
…という行動は必要不可欠。

そのためにも資産の中に
危機対策できる商品を入れるのは
重要なこととなります。

そんなリスクヘッジとして
向いている商品というのが
金（ゴールド）。

経済危機が起こると
ほぼ間違いなくインフレになり
自国通貨の価値が下がる円安の
傾向となりやすくなります。

この円安というのは
国内の円建て金相場にとって
値段が上がる要因となります。

今の日本はインフレと円安が
続いている状況ではありますが
それをけん引している
輸入品の高騰と赤字国債
が、続く限り好転は厳しい状況。

よっぽどでない限り日本は
経済危機に直面することなく
進んでいくとは思うのですが
インフレと円安がまだ地味に
続きそうな気はしますね。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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