盗まれたインゴットが戻る可能性を少しでも上げるために…

投稿日:

2330 Gold

 

ここ最近は強盗・盗難が
流行っているようでニュースでも
度々事件を目にします。

特に貴金属品や高級時計など
高単価品を扱う店舗が狙われており
主にスタッフが数名の小規模店舗が
狙われる傾向にあるようです。

そういったこともあってか
先日、刑事さんが来店されまして
注意喚起いただきました。

 

広島市でも昨年末に
ROLEXなど高級時計を扱う
お店に強盗が入ったようです。

まだ犯人が捕まってないようで
捜査も難航しているってことで
お店側としても注意は必要。

ニュースで聞いていて
知っていてはいたものの
刑事さんに言われたこともあり
より現実味を感じた次第です。

 

このような盗難事件は
2021年頃から日本だけでなく
世界中でも増えているようです。

特に素材価値が上がっている
貴金属品を使ったものが狙われ
自動車部品や銅線が主に盗難の
被害に遭っているとのこと。

 

こうして盗まれた物は
ほとんどが国内外を問わず
転売され換金されます。

反社会的勢力の資金として
行われている一方で、昨今のコロナ禍で
生活費に苦しむ人たちが闇バイトに
手を出し、その対象にもなっているのが
現状だそうです。

 

ちなみになぜ貴金属品が
狙われる傾向にあるかというと
相場の高騰が影響しているため。

ゴールドやシルバー、そして
銅(ブロンズ)などの金属は
この数年で価格が上昇傾向。

換金するならば確かに
うってつけな時期だから
というのも頷けます。

 

 

盗難に遭ったら必ず報告

盗難された物としては
インゴットや金貨も対象だそうで
弊社にも品触(しなぶれ)の
連絡が展開されてきました。

今までにも何度かこの
品触に関する連絡はありましたが
今回はその量がなかなかのもの。

それだけ世間では盗難が
増えていると読み取れますね。

 

【品触とは】
警察が紛失品や盗難品の特徴・情報を列記して、質屋や古物商などに配布すること。触れ示すこと。
不法行為によって領得された品を世間に触れ知らせること。

特にインゴットの場合には
地金番号が刻印されているので
そちらが品触として展開されている
情報のひとつとなります。

 

そのため、もしも強盗や空き巣で
インゴットが盗難された場合には
地金番号は有力な情報となります。

警察に被害届を出す場合には
盗難に遭った品の情報を書きますが
もしも地金番号を把握できてないと
被害届に書くことができません。

そうなると、犯人検挙・盗難品確保に
繋がる可能性が低くなる
ということとなります。

 

インゴットを購入した場合は
伝票にその地金番号が記載されるので
資料を残しておくことは重要です。

紙媒体だとクチャクチャになったり
破れたりと経年劣化のリスクがあるので
万が一の為にカメラで撮影したり、
スキャナーでデジタル化することも
オススメではあります。

 

以前、お客様の口から
ゴールドは盗まれたら
二度と戻ってくることはない‥

と言われたことがあります。

確かに株式や不動産と異なり
発行媒体がなく特定は困難ですが
地金番号はそんなゴールドの中でも
重要な足掛かりとなる情報でです。

戻ってくる可能性をゼロでなく
少しでも上げたいということなら
地金番号の保存は大切ですね。

 

 

 

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
(名前クリックでプロフィール表示)
May the Gold be with you. 

【本日(1/23)の貴金属価格】
 ゴールド:8,877円/g(-4)
 プラチナ:4,880円/g(+3)
 ※田中貴金属公表の税込小売価格

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