台湾有事の動向はアメリカ大統領選に委ねられた？！

2693 Gold

今年注目されていた
台湾総統選が終了。

民進党・国民党・民衆党の
三つ巴戦となり当初はどこが勝つか
予想が難しいものではありました。

ただ、蓋を開けてみると
民進党：558万6019票
国民党：467万1021票
民衆党：369万466票
と民進党の勝利で終わった。

選挙中は中国による
魅力発信攻撃などもあって
親中国派の党が有利になるかも…
と言われたがそれもなく。

前期に引き続いて3期続けて
民進党による政権となりました。

民進党は「台湾は中国の一部」
という中国の主張を認めず、
アメリカ等と協力して、中国に
対抗する姿勢を見せている党。

そんな民進党が選ばれたので
中国からの圧力に屈したくない！
という思いの国民が多かった意味で
捉えてもおかしくはないということ。

大変なのはこれからですが
ひとまずは今回の選挙によって
台湾有事への第一歩を抑えれたので
ひと安心といったところでしょうか。

ただし、総統選は良かったけど
日本でいう国会議員を決める
立法委員選挙では民進党は
過半数割れとなりました。

第3党である民衆党を
連立与党として巻き込めれば
まだいいのかもしれませんが
そうでないと今後の政治活動に
支障をきたす可能性も。

今回の総統選に関して
中国国内では規制が張られ
SNS等で結果を見れない事態に。

今回の選挙が中国の思惑通りには
いかずじまいではありましたが
明らかに結果を気にしてはいた模様。

まだ安心できない台湾有事、
次回選挙は4年後となりますが
その間に中国が何を仕掛けるかは
今後も注視する必要がありそうです。

台湾有事は米大統領選次第？！

今年は台湾総統選だけでなく
アメリカ大統領選と世界に影響する
大事な選挙が控えています。

台湾に関しては中国が絡む
有事に直接的影響があるので
当初はアメリカ大統領よりも
重要な立ち位置と感じてました。

ただ、今回の台湾総統選で
ひとまず中国の思惑通りと
いかなくなったので、そうなると
アメリカ大統領選による影響も
決して無視できないもの。

なぜならばアメリカ大統領選に
出馬する共和党候補者において
トランプ前大統領の出馬が
濃厚であるためです。

もちろんあくまで共和党内での
候補者選挙であるため、これがそのまま
アメリカ大統領に繋がると限りません。

もしトランプ大統領が誕生となると
アメリカライクな政策が行われるため、
中国との更なる悪化も懸念されます。

決して現在も米中関係が良いとは
言えませんが、それでも利害が一致し、
一定の信頼がある状況ではあります。

もしもそれが大きく崩れてしまい
関係性が薄れてしまうとなると
台湾有事が一気に進むリスクも。

何をしでかすか分からない
トランプ前大統領だからこそ
そういった怖さがあるのです。

ちなみに今回の総統選ですが
確かに民進党の勝利ではあるけど
票数を見る限りは辛勝。

立法委員選挙でも過半数なく
新しい出だしは民進党の思惑通りに
進まない可能性もあります。

とはいえ今のところの現状では
中国が直接的に仕掛けて来ないだろうし
ひとまずはアメリカ大統領選に
委ねられたのでは…と思います。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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