2986 Gold
毎年年初に公開される
世界10大リスク。
今年2024年の第1位は
アメリカの分断ではあったが
まさにその通りとなってきた。
最初にこの発表を見た際、
もっと後ろの順位ではないかと
思ったのではありますが
徐々にリスクが高まってきた。
ロシア・ウクライナ、
中東情勢や台湾有事の方が
リスクがあるように見えたけど
徐々に浮き彫りになってきました。
そう思ったのはこの度
行われた大統領選挙。
アメリカは民主党と共和党の
大きな政党に分かれます。
かつてはお互いのことを
リスペクトすることもあったが
今回は完全に分極化しており
意見が正反対になる、そんな
シチュエーションが多く感じた。
アメリカは世界の頂点に
君臨する国としてポジションを
確立してきました。
しかし、そんな大国の
パワーが分断されるとなると
影響は計り知れないもの。
中国や北朝鮮、ロシアなど
いわゆるならず者国家の勢いが
増すことによって均衡が
保たれなくなる可能性も。
今回の大統領選挙では
結果としてトランプ氏でしたが
直前までどちらが勝つか
予想すらできませんでした。
支持率がほとんど同じで
拮抗状態であったがために
メディアも世論でも予想が
難しかったのです。
立候補者の政策を見ると
どういうことをやっていくか
把握することはできます。
ただ、何と言いますか
どうしてもアメリカの選挙って
熱狂的すぎるせいなのか
政治なようで政治っぽくない
ように見えてしまいます。
著名人にPRさせたり
お互いの批判PR合戦だったり
昔からの風習なのでしょうが
リスペクト感はゼロ。
そりゃ分断するわな
なんて選挙が近づく度に
感じた次第ではあります。
決して無視できないアメリカ経済
と選挙で決まったものは
もうどうにもなりません。
なので大統領に就任したら
その大統領の方針に従うしか
結局のところないということ。
このブログでは結構大きな
価格の動きがあった場合には
その背景に触れてます。
ただ、そういった背景で
多いのはアメリカ起因のもの。
目立った有事が無い場合、
特にアメリカの経済指標で
左右されることが多い金価格。
そのため、雇用統計や
消費者物価指数、国内総生産、
FOMCの動きなどに関しては
重要な参考情報となります。
特に最近のFOMCでは
こういった経済指標を元に
金融政策が決められます。
なので余計、それらの
数字に敏感な状況です。
主な金融政策としては
政策金利や量的緩和、そして
公開市場操作などがあります。
特に政策金利に関しては
金価格に大きく影響します。
なぜならば金利というのは
いわばプラス金利であれば
預けるだけで利息が付くもの。
市場相場で価値が決まる
ゴールドとは基本的に相反する
存在ということです。
ちなみに昨年に引き続き
今年もあったのですけれども
アメリカといえば債務上限問題。
国債発行などで借金可能な
債務残高の上限の引き上げについて
このままいくと政府がデフォルトに陥る
可能性がある問題が上がりました。
さすがにこればっかりは
与野党で同じ方向を向かうしかない
問題ではありますが、またこれは
来年も予期されていることです。
アメリカが分断となれば
そこを突いてくるそんな国が
出てくる可能性もあります。
解決案の難しいものですが
どうにかならない限り
このリスクは当分の間
続きそうではありますね。
本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you.
【本日(11/9)の貴金属価格】
ゴールド:14,577円/g(-158)
プラチナ:5,340円/g(-153)
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