買ったお店で金の購入履歴が分かるとは限らない

投稿日:

1263 Gold

 

2月も下旬に差し掛かり
もうじき3月へと入りますが
この時期になるととある
対応が多くなります。

その対応というのは
確定申告で必要となる
金に関する資料提供。

そう、インゴットの
製造日調査。

 

現物資産である金や
プラチナは年間50間年超えの
売却益が発生してしまうと
課税対象となります。

 

つまり、確定申告において
購入時と売却時の伝票を持参し
申告する必要があります。

…なのですが、古いものだと
購入時の伝票がない場合も
少なくありません。

特に祖父母であったり、
両親から相続で受け継いだとき
そのケースが多く見受けられます。

 

そして、もしも購入時の
伝票を紛失し、価格が分からないと
売却価格の95%の利益が発生したと
税務署からは判断されます。

本来出ているはずのない利益で
余計に税金を払いたくないので
できる限りの手段を使って
購入時の伝票を探します。

そして、どうしても購入時の
伝票がない場合の最終手段として
地金番号で製造日を調べる
…という方法があるのです。

 

一応、そんな方法があるけど
できることならば現物と一緒に
大事に伝票が残っていることが
望ましいところですね。

 

 

買った店でも特定できない可能性

第三者への提示資料として
購入価格を調べる方法には
主に2つの種類があります。

①購入時の伝票確認
②製造元への照会

 

①に関しては持ち主が
伝票を紛失してしまっても
購入店で控えが保管されてる
可能性はあります。

ただ、何十年も前の取引だと
控えがない可能性もあるため
その場合には②の番号照会で
価格を把握することはできます。

 

ではその番号照会についても
購入店舗で必ずできるかというと
実はそうでもなかったりします。

 

先日もそんなインゴットの
地金番号の照会について
お客様からこんなことを
言われました。

この前、金を買ったお店で
番号照会をお願いしたけど
無理だったんよ~

…と。

 

インゴットを買ったお店で
番号照会をできないってのは
実はありえることなのです。

ではなぜ番号照会を
できなかったのかというと

製造元が海外の企業であり、
現在では金を製造する事業を
行っていなかったため。

 

つまり、照会したいけども
どこに連絡すれば良いか
照会先が不明だったのです。

 

こういったケースを防ぐにも
インゴットを購入する際には

国内の企業である

世界に認めた実績

という観点で選ぶと
価格が分からないリスクを
軽減することができます。

 

現物資産として持たれる
インゴットやコインは
ブランドが重要となります。

購入するお店も当然ながら
そのお店が扱っているブランドも
大事ってことです。

 

 

 

本日はここまで。
ゴールド王子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

【本日(2/17)の貴金属価格】
 ゴールド:6,172円/g(-15)
 プラチナ:3,819円/g(-11)
 ※田中貴金属公表の税込小売価格

 

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