最高値に近づくも割安感から買われるプラチナ

投稿日:

3242 Gold

 

最近はよくお客様から
”プラチナが急に上がってるけど、
一体何が起きているの?”という
質問をいただきます。

確かに数字を見ると
驚くべき上昇幅です。

田中貴金属の店頭価格ですが
1月時点で4千円台後半だったのが
今や7千円台後半まで上昇。

 

わずか半年で約40%以上の
値上がりを記録しており、
特にこの7月は価格変動。

この急騰の背景には、
複数の要因が同時に作用してますが
一番の影響は供給不足問題。

WPICのデータによれば、
この数年供給赤字が発生し、
今年もこのままいくと供給不足で
終わりそうな気配です。

 

特に今年はプラチナの
供給量が多い南アフリカで
起こった洪水による自然災害。

これにより主要鉱山の稼働が制限、
生産量も減少したことによる
影響もありました。

 

また、そこへ追い打ちを
掛けるように需要面でも大きな
変化が起こりました。

特に影響として大きかったのが
中国市場での消費者行動の変化。

金価格の歴史的高騰により
”金は高すぎて手が出ない”となり、
割安感のあるプラチナに注目が
集まってしまったのでした。

 

実際、中国での宝飾品需要は
2025年第1四半期に前年比
約15%増加を記録。

4月のプラチナ輸入量は
1年ぶりに11トンを突破し、
現物資産としてのプラチナの
魅力が 再評価された結果。

 

また、これは中国だけでなく
金融市場からの視点でも同様で
代替貴金属投資として割安だった
プラチナが着目されました。

プラチナETFへの資金流入も加速し、
投資商品における純資産残高も増加し
リースレートも上昇中ではあります。

 

こういった要因の積み重ねなので
今年起こっているプラチナ価格の上昇は
一過性ではなく、構造的な需給変化に
基づいた動きと読み取ることができます。

もちろんこれだけ上がるとなれば
利益確定などの調整局面もあり得るので
一概に今後も上がるとは言えません。

あくまでもゴールドと同様に
長期的な視点での保有は推奨です。

 

 

本来はプラチナの方が…

この数年は金価格の高騰が
目立っていたのでそうでもなかった
プラチナは控えめな動きでした。

当店でもプラチナの売買は
あまりなかったですからね…。

そのため、今となっては
ゴールドはプラチナの2倍以上の
価格となってしまいました。

 

ただ、本来はというと
プラチナの方がボラティリティは高く
値動きが激しい貴金属ではあります。

なぜならば、プラチナは
ゴールドよりも地球上に存在する
量がめちゃくちゃ少ない希少資源。

それが故にマーケットの規模が
小さく、価格変動も大きいので
ボラティリティも高いのです。

 

しかし、需要の異なりから
ゴールドとプラチナの価格差は
拡がる結果となりました。

ゴールドは投資・宝飾品、
プラチナは産業・工業用と
全く異なる需要であるため…
というのが大きな理由。

コロナ禍以降で世界的に景気後退、
経済が回ってないこともあって
産業・工業用の需要よりも
投資需要の高いゴールドに分があるのは
誰もが分かることかと思います。

 

有事の金(ゴールド)はあれど
有事の白金(プラチナ)はない。

これが証明されたと言っても
過言ではない、そんな数年でしたが
景気も徐々に緩和されつつあり
プラチナも徐々に値上がり。

供給不足なのとゴールドに対する
割安感から若干買いの勢いが強く
円建てでも年初来高値を更新。

 

最近はそんなプラチナを
お買い求めになるお客様が
徐々に増えてきましたね。

ゴールドかプラチナか
…というとゴールドなのでしょうが
ゴールドもプラチナも
…という選択も悪くはないかと。

 

 

 

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
(名前クリックでプロフィール表示)
May the Gold be with you. 

【本日(7/24)の貴金属価格(9:30価格)】
 ゴールド:17,628円/g(-247)
 プラチナ:7,467円/g(-125)
 ※田中貴金属公表の税込小売価格
 ※2025.7.1より14:00にも価格が公表されます(平日のみ)

 

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