重量刻印がないインゴットを売却する際の弊害

投稿日:

2970 Gold

 

高齢で後継者がいないと
歯科医を廃業したという方が
先日ご来店されました。

ご来店された理由は
その歯科医で持っていた
地金や金歯売却のため。

 

今でこそ金価格高騰で
金歯の需要は下がってますが
ずっと前に購入した材料が
残っていたようです。

そして、廃業を機に
不要となったとのことで
売却でお持ちになりました。

 

このように歯科医を
廃業されたお客様からの
お買取りは過去に何度か
経験したことはあります。

その場合、お持ちになるのも
患者から引き取った金歯や
金歯を加工するために使う地金。

まさに今回もそのケースで
引き取らせてもらった次第。

 

ただ、当店は地金はOKでも
金歯に関しては買い取りNG。

当店が採用している
買い取りシステムリタナカは
産業用製品や品位の特定が難しい
貴金属品を買い取ってません。

金歯はまさにそれらに
該当する品であるため、
今回もお断りした次第。

 

金歯を作る際の地金は
確かに純金ではあります。
(むしろ99.99の高純度)

ただ、金歯を作る際には
他の金属を混ぜることによって
純度を下げるため、まちまち。

純度が安定しないことがあり
正確に計測できないケースがあるので
買取を控えているのです。

 

 

刻印が不足している場合…

今回お預かりした金地金は
ブランドと純度の刻印はあるものの
いつものインゴットと比べて
ひとつ不足していた情報がありました。

買い取った金地金は以下の
ものなのですが、お分かりに
なりますでしょうか?

 

そう、今回無かった刻印は
重量に関するもの。

歯科用に使われる金地金は
重量が刻印されてないものが
ほとんどではあります。

買取店やブランドによりますが
当店の場合は刻印重量がないと
買取単価が安くなります。

 

重量刻印がないってことは
最初どういった仕様で作られたか
分からないということ。

買取の際には重量を計測し
実測値で計算するので、
基本的には重量刻印の有無は
関係ないように見えます。

ただ、最初から情報が
刻印がされてないというのは
製造元が保証してないということ。

 

インゴットの基本情報として
製造元のブランド、純度、重量は
必須項目ではあります。

そのため、どれか1つでも
欠けてしまっている場合には
買取価格が下がることがあるのです。

 

ただし、売却するお店の
ブランドであるインゴット場合は
重量の刻印が無かったとしても
影響しないこともあります。

当店は田中貴金属工業の
特約店ですが田中貴金属工業の
インゴットならば重量が無くても
買取価格には影響しません。

そういう意味では
もし重量が無いインゴットも
その製造元の直営店で売却すれば
もしかしたら買取価格が
下がらずに済むかもしれません。

 

今回は歯科用の金地金と
特殊なケースではあったので
重量刻印がありませんでした。

通常のインゴットであれば
まずそういったことはないので
問題ないとは思いますが
買うときの知識として
認識を持つことは大事です。

 

 

 

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

【本日(10/24)の貴金属価格】
 ゴールド:14,731円/g(-17)
 プラチナ:5,583円/g(-10)
 ※田中貴金属公表の税込小売価格

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