3188 Gold
愛用していたリングが
壊れてしまったとのことで
修理をお預かりしました。
台形のテーパーダイヤが
一列に並んだのが4連あり
その1列が千切れたもの。
使っていてどこかに
ぶつけた際に折れたようで
綺麗な割れ方をしてました。
最初このリングを預かった際、
”ゴールドって柔らかいと聞いたので
こんな割れ方しないと思うけど
本物なのでしょうか?”
なんて質問をいただきました。
確かにゴールドは柔らかいので
衝撃を与えても凹むぐらいで
なかなか千切れることってのは
ない素材ではあります。
ただ、今回お預かりした
リングの素材はゴールドでも
純度75%の18金でした。
ゴールド以外の金属が25%ほど
含まれている合金であるため、
恐らくは綺麗に千切れたのでは
ないかと思った次第。
ゴールドは柔らかくて
伸びやすい展延性という
特徴を持った資源です。
たった1gのゴールドも
細長く延ばせば3000メートルに
加工できるとも言われてます。
ただ、あくまでもこれは
他の金属が混ざっていない
純金での話ではあります。
今回お預かりしたリングは
18金でしたが、こうした合金は
更に純度が低いものもあります。
ピアスなどに使われる
14金や10金、最近だと
金価格高騰で5金といった
純度の低いジュエリーもあります。
もちろん純度が低くなるほど
ゴールドの展延性の効力も
減っていくので柔らかさは無くなり
割れやすくなってくるのです。
高純度が与える安心感
今回割れてしまった18金の
リングですけれども、こうした
純度の低い合金と純金の特性は
使い道によっては全く別次元のお話。
ジュエリーは肌に身に付けるので
意図的に他の金属を混ぜることで
加工のしやすさや耐久性が
重視されるものではあります。
しかし、投資の世界では
純度こそが重視される物。
投資用として使われる
金地金や金貨というのが
なぜ純金やフォーナインといった
極限の純度にこだわるのか?
これは純金だけが持つ
特別な性質にあります。
18金などの純度が低い合金は
長く使っていると色が変色するなど
見た目での経年劣化を起こす物。
しかし、純金であれば、
そうした変色はないですし、
酸化や錆なども当然起きません。
これは他の金属が混入すると
失われてしまう可能性のある
特性ではあります。
変質することがなく、
輝きを失わない金属だからこそ、
古来より価値の保存手段として
選ばれ続けてきたのです。
インゴットや金貨を初めて
購入されるお客様からは
なぜ純金でないとダメなのか?
…と聞かれることがあります。
資産運用で販売してるのは
あくまでもゴールドであり、
他の金属ではありません。
ゴールド以外の金属が入り
純度が下がってしまっては
もはやゴールドにあらず
ということ。
純金の定義としては
純度99.9%以上となってます。
ただ、投資用として持たれる
インゴットや金貨のフォーナインは
99.9%より高い99.99%という
高純度が採用されています。
これだけ高い純度だからこそ、
世界中どこでも同じ価値で取引され
時間の経過による劣化もないのです。
18金のジュエリーは
美しさと実用性を兼ね備えますが、
投資用現物金は価値保存が目的。
だからこそ、変質しない
経年劣化することのない
限りなく高い純度のゴールドが
必要となるのです。
本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you.
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