3676 Gold
48年前の1978年の9月26日、
当時の東京芝浦電気(東芝)が、
世界で初めてとなる日本語
ワードプロセッサを発表。
それに伴って同日は
ワープロ記念日に制定されてます。
ちなみに当時の価格は、
なんと驚きの630万円。
大卒初任給が10万円程度の時代なので
実に給料の63カ月分(5年3カ月分)を
丸ごと積み上げて、ようやく1台買える
という超高級品です。
重さも220キロあったようで、
机と一体化した巨大な機械。
で、この630万円の機械が
やっていたことというのは、
日本語を打って、直して、印刷する。
読みを入力して漢字に変換するという
今となっては私達がスマートフォンや
パソコンで当たり前のようにやってることで
本質的な機能は変わりません。
しかし、ここから値下がりと
衰退の歴史が出てきました。
1980年に200万円だった平均単価は
1985年には5万円を切る機種が登場。
わずか7年で630万円が
5万円以下になったのです。
安くなった分、一気に全国の会社や
家庭へ普及しましたが、終わりも
あっという間でした。
1999年にパソコンの売上が
ワープロ専用機を追い越し、
2003年9月には生産が終了。
わずか25年でひとつの
巨大市場が消滅したのです。
現在、文字を打って変換する機能は
もはや当たり前のものとなっており、
つまり、かつて630万円だった価値が
完全に0円になったということ。
JW-10より今のスマホの方が
遥かに高性能であるにもかかわらず、
価格は逆に動きました。
ちなみにこれは性能の
問題ではありません。
機能を入れる器が専用の機械から
ソフトウェアへと変わり、昨日の複製が
ほぼゼロになったからできたこと。
コピーできるものの値段は、
性能が上がるほど下へと向かいます。
しかし、同じ1978年に630万円で
販売された物がある一方で48年経っても
無料にならなかった資産が存在します。
価値が無くならなかった資産
その資産というのは、
実物資産である金(ゴールド)です。
ワープロ「JW-10」が発表された
1978年9月26日当時、金の店頭小売価格は
1,355円/gでした(当時は消費税なし)。
もし、ワープロを買うのと同じ630万円を
金に換えていたとすれば、約4.5kg弱の
地金を買うことができた計算になります。
では、その4,500gの金は
現在どうなっているでしょうか
直近の店頭小売価格は
だいたい24,000円/gを推移しており、
計算すると約1億800万円という
凄まじい金額になります。
同じ年に、同じ630万円を支払って
手に入れたモノが片方は0円になり、
片方は1億円を超えたワケでして
48年で実に16倍もの差がつきました。
ここまでの違いを生んだのは、
製品の性能ではありません。
人間の手で増やす(コピーする)ことが
できるか否かという絶対的な違いです。
ワープロの技術やソフトウェアは、
人間の知恵で無限にコピーし
量産することができました。
だからこそ価格は徐々に
落ちていきました。
しかし、金にはその力学が
一切働きません。

人類が有史以来掘り出した金の総量は
2021年末時点で約20万トン強しかなく、
鉱山からの年間生産量は地上在庫に対して
わずか1.7%程度増えるに過ぎません。
アメリカや日本が国家の都合で
いくらでも紙幣を刷れるのに対し、
金は刷る(コピーする)ことができません
ただ、金も長期運用向けといえ
無条件に値上がりを保証する
商品ではありません。
金は利息も配当も生みませんし、
相場ですから当然値下がりする
といった局面もあります
過去には1980年の高値のあと、
20年以上も価格が低迷した冬の時代も
実際にありました。
金は短期で儲けるための道具ではなく、
紙幣の価値が目減りするインフレから
資産の目減りを止めるための盾です。
盤石な資産形成を行う上で
金(ゴールド)はリスクヘッジ役となる
重要な商品なのです。
本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you.
【本日(9/28)の貴金属価格(9:30価格)】
ゴールド:23,915円/g(-203)
プラチナ:10,062円/g(-104)
※田中貴金属公表の税込小売価格
※2025.7.1より14:00にも価格が公表されます(平日のみ)
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