2807 Gold
先日インゴットを売却に
ご来店された高齢の夫婦。
色んなお店でインゴットを
査定してもらったようですが
まぁ酷いお店の多いこと。
とあるチラシで見た買取店へ
500gの純金インゴットを
持ち込んだようですがなんと
お見積りが400万円弱。
そのお店へお持ちになったのは
奥様だけだったようでしたが
金額確認のために旦那様へ連絡。
もう少し他のお店でも
査定に出してみようってことで
お店を一度は出られたのでした。
で、いくつかお店を回るも
だいたい400万円台で高くても
550万円くらいのお見積り。
ニュース番組で出ていた
大手買取店へもっていってみるも
それぐらいの値段だったようです。
番組では実際にインゴットの
買取の様子が流れていたようで
そのときの価格と乖離があり
お店で質問されたところ…
”海外ブランドだから
手数料等が結構掛かります”
といった旨の話をされたと。
で、色々と買取店を
回っているうちに当店へ
お越しになられたそのお客様。
インゴットは昔、地銀で
購入されたものでして
確かに海外ブランドの物。
海外インゴットの買取規制が
数年前から始まったことで
当店ではよく見るブランド。
来店日の相場に合わせて
お買い取りを進めたのですが
話の中で出てきた査定が
あまりにも相場と乖離しており
ビックリした次第です。
以前あった黄金展での
純金茶碗の盗難事件。
150万円で換金されたものの
買い取ったお店は他のお店で
400万円で売却されたという
背景が浮き彫りになりました。
まさに金業界における
裏側が暴露されたニュースですが
結局のところは最終的に400万円で
買い取ったようなお店をいかに
見つけるかがポイントということです。
買い取った貴金属品の行く末
ではどうやってそのような
高く買い取ってくれるお店を
探せばいいのか？ということですが
基本的には地金商での売却が
一番無難で適正価格です。
地金商の買取価格は
日々の貴金属相場に合わせて
値段が付けられているもの。
手数料の違いで若干の
誤差はあるかもしれませんが
大きくは変わりません。
なぜ地金商での買い取りは
貴金属相場に合わせた価格に
なるのかというと買い取ったものを
リサイクルとして使うため。
つまり材料費として
買い取るのでそこまで
大きな買取差がないのです。
ちなみに地金商でない
買取店ってなると大きくは
2種類のルートがあります。
①地金商に売却する
②買い取って再販する
①の場合は消費者から
買い取った貴金属品を地金商に
売却して差額を利益にするタイプ。
②に関しては買い取ったものを
ネットやオークションなどで
販売して、買取価格との差額を
利益にするタイプです。
盗難品の純金茶碗を
最初に買い取ったお店は
まさに①のケースです。
①に②にしろ結局のところ
その買取店がどれだけの
利益を得たいかによって
買取価格は変わってきます。
なので無難な買い取りは
市場相場に合わせて換金する
地金商ということです。
”金の価格と言ったら
田中貴金属の公表価格”というのが
日本では定着しつつあります。
これは田中貴金属がかつて
全国紙の新聞朝刊において
金価格を掲載していたためですが
今でも業界では田中貴金属の
価格が基準になってます。
インゴットの価格というのは
まさに田中貴金属が公表する価格で
カンタンに確認できます。
※土日祝日は別サイトなのでご注意ください
お金になればいいや！
ということであまり調べずに
売却してしまうと知らずに
損をしていることもあります。
金製品を売るのであれば
まずは田中貴金属の価格を見る！
…これだけでも買取において
有利な取引ができるお店を
発見できると思いますよ。
本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
（名前クリックでプロフィール表示）
May the Gold be with you.
【本日(5/14)の貴金属価格】
ゴールド：12,994円/g（-96）
プラチナ：5,610円/g（+51）
※田中貴金属公表の税込小売価格＜ノイズを消し去るピンキーリング＞
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