誤まった認識が生み出してしまう商品に対する固定概念

3259 Gold

先日当店のメガネブースから
こんな質問が聞こえてきました。

”ブルーベリー、ってあれ
食べて本当に視力回復するの？”

薬局のサプリコーナーに大体、
視力回復を謳ったサプリメントがあり
そこにはブルーベリーのような
色やデザインの表記があります。

また、某テレビ番組である
「ためしてガッ○ン」でもどうやら
昔ブルーベリーを食べると視力回復する
…なんて話があったようです。

そういったこともあってか
世間一般的に目に良い食べ物といえば
ブルーベリーという情報が定着。

本ブログをご覧の方も
こういった認識をお持ちでは
ないでしょうか？

テレビ番組や商品化など
情報の発端は諸説ありますが
このブルーベリーの話というのは
第二次世界大戦頃に広まったようです。

戦闘機のパイロットが
”日が薄くても敵機がよく見える”
とのことで食生活を調べたところ、
毎日ブルーベリージャムを塗ったパンを
食べていたという逸話から。

そして、ブルーベリーの
研究が進められていくうちに、
ブルーベリーに含まれるアントシアニンが
目にとって良い成分である
…というのが分かったようです。

このアントシアニンですが
強力な抗酸化作用を持つ色素成分で
目に悪影響を及ぼす活性酸素を
除去してくる効果はあります。

それによって確かに
目の疲れや視力低下を抑えてくれる
そういった効果はあります。

そういう意味ではブルーベリーは
目に良い食べ物ではあります。

ただ、目に良いとはいえど
視力が回復するというエビデンスには
至っていないのが事実。

視力低下はできたとしても
視力回復はできないというのが
現状ということです。

といったことをメガネ部から
会話で聞こえてきました。

私自身知らないことだったので
思わずへぇと思ってしまった
そんな会話でした。

世間一般の認識と事実の違い

世間一般の認識と実際の事実は
意外と相違があるものです。

ブルーベリー＝視力回復
という認識は広く浸透していたけど、
実際には視力回復のエビデンスや実績が
ないというのは、典型例ではあります。

これは投資の世界でも
同じようなことがたくさんあって、
多くの方が常識だと思い込んでいることが
必ずしもそうではないケースは意外とあります。

たとえば、”現預金が一番安全である”
という資産運用の考え方。

確かに元本は保証されていますが、
インフレが進行している現在、実質的な
購買力は目減りしているのが現実。

100万円の預金があっても、
物価が上がれば100万円で買えるものは
確実に減っていってしまうもの。

元本保証があるという特徴だけ
見ると確かに安全だとは思います。

ただ、インフレと言う観点では
将来的に安全とは決して言えないワケで
一部の特徴だけを見て決めつける！
というのが危険な行為。

これが”現預金＝安全”と
固定観念を生み出してしまう結果に
なってしまうワケなのです。

また、投資の王道と言えば
株式投資がありますが、これも
一時代だけ切り取ると大幅な暴落を
記録したこともあります。

長期的に見れば成長してますが
もちろん銘柄によっては暴落するし
企業倒産により価値を無くす
…そういったリスクもあります。

結局のところどんな資産にも
メリットとデメリットがあるもので
片方だけを知るのではなく両面を
把握しておかないと勝手に
固定概念が付くのです。

ブルーベリーの話のように、
メディアの影響や世間の雰囲気で作られた
常識に惑わされると本当に大切なことを
見逃してしまう可能性があります。

投資においても、表面的な情報や
流行に左右されるのではなく、
しっかりとした事実とデータや
特徴を把握することが重要です。

あなたが持っている資産は、
本当に正しいものでしょうか？
預金だけで本当に大丈夫でしょうか？

多角的な視点で資産保全を考えることで、
新しい発見も見えてくるものです。

きちんとメリット・デメリットを
把握するけども正しい情報元から収集する
…投資をする上での鉄則です。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

【本日(8/10)の貴金属価格（9:30価格）】
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