ステーブルコインと金価格の関係

投稿日:

3300 Gold

 

来店されたお客様から
興味深いお話を伺いました。

”ステーブルコインの発行量が
どんどん増えているから金価格も
もっと上昇するんじゃないですかね?”
というものでした。

 

ステーブルコインというのは
いわば暗号資産ではありますが
通貨や国債の価値に連動したもの。

なので、暗号資産の中でも
ビットコインやイーサリアムと
異なり価格が安定しやすいコイン。

 

そんな、ステーブルコイン市場は
確かに急成長している状況。

その大部分を占めているのは
米ドル担保型ステーブルコインで
ドルやアメリカ国債が裏付けと
されたものではあります。

ちなみにステーブルコインには
金担保型の銘柄もあるワケでして、
日本だとジパングコインがあり、
本ブログでも紹介しました。

 

ちなみに金などコモディティを
担保としたステーブルコインは
市場規模こそ成長傾向にあるものの
ステーブルコイン全体ではわずか。

そこまでコモディティ価格に
影響させる市場ではありません。

 

では、ステーブルコインの
発行量が金価格に影響するのか?
ってところですけれども正直なところ
可能性としてはあるかも…というライン。

大部分のステーブルコインは
アメリカ国債が裏付けであるため、
アメリカ国債の需要を押し上げる
構造になっています。

国債も金(ゴールド)も
安全資産なのでどちらも買われる
ということになる可能性はあります。

 

国債というのは通常、
需要が高まり国債価格が上昇すると
利回りを下げる傾向になります。

利回りが下がってしまうと
他の資産、つまりゴールドに流れて
金価格上昇の一因になってしまう
その可能性はあります。

あくまでも理論上では
確かに関係してるかもしれませんが
ステーブルコインの内容次第では
あるってところでしょうか。

 

人工の資産は所詮人工

とはいえ、ステーブルコインが
今後いくら成長しても、それが直接的に
金投資の判断材料になるかといえば、
やはり疑問符が付くとこと。

なぜステーブルコインが
注目されているのか、その背景にある
投資家心理が気になるところです。

ステーブルコインが人気を集める
理由の一つは、価格の安定性を求める
投資家のニーズがあるからではないかと。

 

これって、まさに金投資の本質、
リスクヘッジや安全資産なのと
同じことではないかと思います。

違いがあるとすれば、
ステーブルコインはデジタル上で、
金は物理的な商品であることです。

もしこのような投資家心理ならば、
金投資家にとってしてみれば今の状況は
追い風になる可能性があるということ。

 

ステーブルコインのような
新しい金融商品が登場することで、
金の相対的な価値や投資家からの
見方が変化する可能性はあります。

しかし、それは金投資の
信用リスクやリスクヘッジなど
基本的な考え方を変えるものではありません。

こうした安全資産と言うのは
世の中からすると多々あります。

 

ただ重要であることというのは、
目先の理論や憶測に惑わされることなく、
自分自身の資産ポートフォリオにおける
ゴールドの位置づけを明確にすること。

リスクヘッジなのか、
インフレ対策なのか、それとも
長期的な資産形成なのか…

目的が明確になれば、
投資判断もブレることはないのかな
とは思った次第です。

 

 

 

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

【本日(9/20)の貴金属価格(9:30価格)】
 ゴールド:19,368円/g(+205)
 プラチナ:7,531円/g(+108)
 ※田中貴金属公表の税込小売価格
 ※2025.7.1より14:00にも価格が公表されます(平日のみ)

 

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