3528 Gold
店前の価格ボードを眺めていた
方がいらっしゃったので、ふと
お声掛けをしてみました。
すると、こんなご質問を
いただきました。
”最近はニュースのわりに、あまり
金価格が動かないのはなぜですかね?”
という内容でした。
テレビやネットのニュースでは、
世界情勢的にいい話はほとんどなく
いつどこで火の手が上がっても
おかしくないほど緊迫しています。
中東では、世界の原油供給の命綱、
ホルムズ海峡のリスクが日々高まり、
米国大統領からはイランへの
最後通告まで出しています。
東欧でも紛争の出口が見えず、
本来であれば有事の金がますます
急騰していても不思議ではない状況。
それなのに、ここ数週間は、
凪の状態にあるかのように、
狭い価格帯を行ったり来たりする
レンジ相場に終始しています。
円建ての店頭税込小売価格で
26,500円/g~27,500円/gといった
ところでしょうか。
だいたい27,000円/gあたりが
ひとつの壁になっています。
では、世情的に金への関心が
薄れてしまったのか?というと
こうした状態は逆にあります。
材料がないから動かない
材料不足なのではなく、むしろ
相場を動かす材料が多すぎる
材料過多の状態なのかと…。
今、金の市場においては
地政学リスクという強力な
押し上げ圧力が存在してます。
そして、原油高騰で世界経済は
大きな影響を受けやすい状況にあり
安全資産としての金需要は
構造的に強まっているところ。
欧州系の金融メディアや記事でも
”本来なら金は急騰してしかるべき環境”
とも断言されています。
さらに、各国の中央銀行もドル離れを
背景に金の買い増しを継続しており、
これが価格の下値をガッチリ支えてます。
ただ、それだけでなく他にも
同じくらい強力な下落圧力が、
金の上値を押さえつけています。
それは地政学リスクが生み出した
インフレの再燃と金利の高止まり。
相場を押し上げようとする力と、
押し下げようとする力が拮抗状態。
あくまでも私の所管ですが
これがお客様が感じられた
金価格が動かない…という不思議な
現象の正体ではないかと。
嵐の前の静けさか?
金相場が方向感を失っている背景に
マクロ経済におけるアクセルとブレーキを
同時に踏み込んでいるような均衡状態がある
と先ほどお伝えしました。
アクセルの役割を果たしているのは、
地政学リスクによる安全資産需要。
中東情勢の緊迫化は、投資家心理を
リスクオフに傾かせ、現物資産の金への
資金流入を促し、これが金価格を支える
強力なエンジンとなっています。
しかし、同時に掛かっている
ブレーキというのは世界的な
インフレ(物価高)によるもの。
インフレが収まらない限り、
中央銀行は利下げに踏み切らず、
むしろ金利を高く保つことで、
インフレを抑え込もうとします。
金(ゴールド)はそれ自体が
利息を生まない資産であるため、
金利が高い局面では売りの材料に
なりがちとなってしまう商品。
つまり、有事での金の購買力と
金利の高さから金を売りたい力が
綱引きをしている状態にあるのです。
加えて、投資家心理に
影を落としているのが、3月に起きた
金市場の相場の急落です。
これは原油高によるインフレ懸念で
利下げは当分ない観測が広まり、
それまで積み上がっていた買いが
利益確定の投げ売りされた結果。
この大きな下落で短期的な投資家は
手痛い損失を被っていることもあり、
”少し価格が戻ったら売ってしまおう”という
戻り売りが出やすい地合い。
これが、価格が上昇しようとする度
重石となって機能しているのです。
各国の中央銀行による購入が
下支えとなっているため、
暴落のリスクも低い。
しかし、投機筋の戻り売りと
高金利の見通しが、上昇トレンドへの
再点火を阻んでいる均衡状態。
このバランスを壊す決定打がない限り、
なかなか金相場は動きたくても動けない
そんな時間が続くかとは思います。
しかし、歴史を振り返れば、
このような極限の均衡状態は、次の
巨大なエネルギー解放の前触れ。
相場が息を潜めている今この瞬間は、
金の価値が止まったのではありません。
むしろ、次の爆発的な上昇、あるいは
下落に向けて、水面下でマグマが
溜まっている状態と見るべきでは
ないかと思っている次第。

目先の値動きに一喜一憂するのでなく、
こういった嵐の前の静けさだからこそ、
ご自身の資産ポートフォリオを点検する
準備期間として活用するタイミング。
ってことで、私は若干ですが
ETFで買い増ししておきました。
もちろん、すぐ売るようなことはせず
本当に困ったときに換金する用の
資産ではありますけどね。
本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you.
【本日(5/3)の貴金属価格(9:30価格)】
ゴールド:25,962円/g(+0)
プラチナ:11,382円/g(+0)
※田中貴金属公表の税込小売価格
※2025.7.1より14:00にも価格が公表されます(平日のみ)
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