歯科医院が金を持つのは素材だけでなく資産としてもメリット

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3569 Gold

 

とある経営者の集まりで
ゴールドに関するセミナーに
登壇した機会がありました。

セミナー終了後の懇親会で、
ひとりの経営者の方から、
”今日の話、すごく楽しみにしてました”
と熱心にお声がけいただきました。

で、その方のご職業というのが
現役の歯科医師だったのです。

 

歯科業界といえば、差し歯や
被せ物(インレー・クラウン)に
昔から金が使われている世界であり
金と縁の深い業界です。

これまでにもお仕事などを通じて
歯科医の方とお話しする機会は
多々あありました。

ただ、今回はその方がセミナー内容に
大変興味を持ってくださり、ゆっくりと
お話しする時間がとれたため、以前から
気になっていたことを深掘りしました。

 

近年はセラミックなど白くて
差し歯に見えない素材が人気ですが、
プロの目から見て、差し歯に
金(ゴールド)を使うメリットって
あるのでしょうか?

すると、先生はご自身の口を開けて
キラリと光る金歯を見せながら、
解説してくださいました。

先生曰く、やはり歯科素材として
金は加工のしやすさ(延展性)と
歯への馴染みやすさにおいて、他の素材の
追随を許さないほど抜群に優れていると。

 

金は非常にしなやかで伸びるので、
歯の型を取って被せた後、
噛んでいるうちに金属が歯に
ぴったりと密着していくそうです。

歯と金属の間に隙間ができにくく、
二次虫歯のリスクも劇的に下がると。

 

天然の歯に近い硬さなので噛み合う
反対側の歯を痛めることもなく、
金属アレルギーも起こしにくい。

”見た目を気にしないなら、
間違いなく金が一番歯に優しい素材です”
と理由を熱く語ってくださいました。

 

しかし、その一方で深刻な悩みも
抱えていらっしゃいました。

昨今の歴史的な金相場の高騰です。

金歯の材料となる金の仕入れ価格が
上がれば、当然ながら患者様へ提供する
金歯の価格も高くせざるを得ません。

 

金歯は保険適用外(自由診療)なので、
現在では1本あたり数万円以上の
自己負担になることもザラです。

”歯にとって良いものだから
勧めたいけれど、高額になりすぎて、
金歯を選択できる患者様は少ないね”という
医療従事者のジレンマを抱えておりました。

 

ビジネスモデルとして最強?

  
その歯科医の先生のお話を伺いながら、
貴金属を扱う目線として、あるひとつの
事実に思い至りました。

それは、歯科医院における金の運用
(金歯を作る在庫の保有として)は、
ビジネスのリスクヘッジとして
最強なのではないか?ということ。

 

歯科医院では、患者様の治療に
使うための歯科用地金(金合金)を
原材料・在庫としてストックが必要です。

これは言ってしまえば、宝飾品を作る
卸業者がネックレスや指輪といった
製品に加工する前の地金(原材料)を
金庫に持っているのと同じ状態です。

一般的に、ビジネスにおいて
在庫を抱えるということは
大きなリスクを伴うもの。

 

アパレルの服、飲食店の食材、
家電の部品であれ、大半の在庫は
時間が経てば経つほど価値が下がり
最終的には廃棄処分になりがち。

歯科医院にある高額な最新の
医療機器や治療用チェアなども、
買った瞬間から減価償却が始まり、
いざという時に買った値段で
処分することはまず不可能です。

 

しかし、金の在庫に関しては
全く性質が異なります。

歯科用地金は、日常の業務を
回すための原材料として仕入れ、
保有しているものですが、その実態は
世界中で価値が保証された実物資産。

時間が経っても腐ることはなく、
価値がゼロになることもないワケで、
昨今のようにインフレが進めば、在庫の
価値が勝手に値上がりする可能性もあります。

 

そして最大の強みは
圧倒的な流動性(換金性の高さ)。

もし万が一、医院経営に行き詰まり、
運転資金や従業員の給料の支払いに
困るような緊急事態が起きたとします。

その時、金庫に眠っている歯科用地金を
貴金属買取店に持ち込めば、相場に従い
現金を作ることができるのです。

 

もちろん、事業用に仕入れた原材料を
売却して現金化するとなると、いろいろと
税務上の処理(棚卸資産からの振替や
事業所得・雑収入としての申告など)が発生。

無税で丸儲けできるといった
単純な話ではなくなるかもしれません。

しかし、どんなに経営が苦しい時でも
現金化できる資産が手元にある安心感は、
経営者にとって何物にも代えがたい
精神的支柱になるのでは…と思います。

 

本業のサービスを提供するための
材料として持ちながら、いざという時の
会社の寿命を延ばす防衛資金にもなる。

歯科用地金という形で金を保有する
歯科医のビジネスモデルは、インフレと
不確実性の時代において、理にかなった
リスクヘッジ戦略と言えるのではないかと
感じた次第です。

 

 

 

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
(名前クリックでプロフィール表示)
May the Gold be with you. 

【本日(6/13)の貴金属価格(9:30価格)】
 ゴールド:24,198円/g(+243)
 プラチナ:10,025円/g(+39)
 ※田中貴金属公表の税込小売価格
 ※2025.7.1より14:00にも価格が公表されます(平日のみ)

 

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