3618 Gold
先月中旬くらいから外国為替で
これからの資産運用を考える上で
見逃せない動きがありました。
韓国通貨であるウォンに対し、
日本円が急落し、1年8カ月ぶりに
100円=800ウォン台へと沈み込み。
円はソウル外国為替市場で
直接取引されないため、米ドルを基準に
間接的に計算される裁定為替レートから
算出されるのものではあります。
ただ、その数字が2024年
11月以来のウォン高・円安水準と
なったということでした。
今年5月に訪韓した際はというと
100円=950ウォンくらいだったので
その数か月でなかなかの落ちっぷり。
この背景には、日韓の経済における
明確な勢いの差と、金利差という
構造的な問題がありました。
韓国の第2四半期(4~6月)の
経済成長率は、事前の予想値を上回る
前期比0.6%のプラス成長。
そこに韓国株への資金流入や
大手半導体メーカーであるSKハイニックスの
米国ナスダック預託証券(ADR)上場に伴う
巨額の資金還流でウォンが買われたのです。

※Google Financeより引用
一方の日本円は、独歩負けとも
言える厳しい状況が続いています。
対ドルでは1ドル=163円台へと突入し、
およそ40年ぶりの円安・ドル高水準。
日本政府も口先介入を行ったものの、
一時的なものに過ぎず、為替の流れを
止めることはできいない状況です。
為替レートというのは
通貨の綱引きです。
資金は少しでも金利の高い、
経済の強い国へと流れるもの。
日本銀行も政策金利を
引き上げたものの、アメリカを
はじめとする主要国との金利差は
依然として大きく開いたまま。
自国の金利が低く、財政の
健全性が疑われた時、その通貨は
容赦なく売られるシビアな現実。
その現象が今、日本の為替市場で
まざまざと示されているのでは
ないかと思った次第です。
通貨価値が落ちる意味
今回の円安のニュースというのは、
通貨価値の暴落という警鐘を
鳴らしたものではありました。
銀行口座の残高を見て、
減っていないから円安とか関係ない…
と感じるのは、大きな錯覚です。
日本が他国からの輸入に頼らず
自給自足できる国であればまだ、
為替の影響は関係ないかもしれませんが
そうではないから問題なのです。
円安やインフレが進行すれば、
1万円札の額面自体は変わらなくても、
海外から輸入される食料品やエネルギーの
価格が高騰し、モノを買う力は静かに、
そして確実に目減りしていきます。
国家の財政が拡張し続け、
政府の都合で紙幣が増刷されるほど、
通貨の信認は低下の運命にあります。
人類の長い歴史を振り返ると、
国家が破綻したりスタグフレーションに
見舞われたりすることで、かつて絶対の
信用を持っていたはずの法定通貨が、
紙切れへと暴落した例は数え切れません。
特定の国家の信用(負債)に
依存する紙幣は、常にそのリスクと
隣り合わせなのです。
だからこそ、どの国へ持ち込んでも
価値あるものと認識される金(ゴールド)は
富の蓄蔵手段として高く評価されてきました
アメリカや日本の財政赤字が拡大し、
紙幣の信認が低下する中において、
特定の国家に依存しない無国籍通貨である
金の価値は相対的に高まりやすいのです。

昨今の急激な円安を背景に、
現金の目減りに強い危機感を抱いて
ご相談に見える方もいらっしゃいます。
世界的な通貨価値の暴落リスクに対し、
現預金のみのポートフォリオはリスクが高い
そんなフェーズに来ています。
金と言っても現物資産以外でも
ETFや投資信託など非課税のNISA口座で
投資できる商品が充実しています。
現物以外の話を振られることも
店頭で増えてきましたね。
さて、昨夜も立て続けに
為替介入があり、円高となりましたので
その影響で円建て金相場も大きく
落ちていますね。
本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you.
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ゴールド:22,896円/g(-513)
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