アマゾンエフェクトで現物の金取引も通販対応となる？

1126 Gold

日本経済新聞の一面に出た
アマゾン・エフェクトの記事。

このとき初めて知った
アマゾン・エフェクトという単語、
聞こえはカッコいいけど
とんでもない意味なんです。

それは既存の小売店を
脅かすという意味であるため。

昔は何かを買うならば
デパートやショッピングモールへ
出向いて購入するってのが
消費者の導線でした。

しかし、ネット社会の今は
家から出ず、パソコンやスマホの
画面をクリックするだけで家に
商品が届く通販が主流。

このように消費者の生活も
一変したこともあって
小売店がどんどん廃業に
追い込まれている状況。

アメリカでは小売店が
3年で1万店舗減ったという
統計数字が出てきました。

ネットショッピングの
需要が高まるにつれて
サービスも向上しています。

たとえば、ネットで
衣類を購入したとして
もしサイズが合わなかったら
返品対応が有料だったものが
無料になったりと…。

IT技術や物流の進歩で
どんどん消費者にとって
便利になってきてはいますが、
店舗運営する小売業としては
ますます厳しい状況なのです。

アメリカでそんな小売業を
脅かす現象が起きてるってことは
いずれ日本にも起きうること。
（むしろもう起きてるかも…）

改めて危機感を感じた
そんな新聞の記事でした。

金は通販で買えるようになる？

そんなどんどん利便性が
高くなっている通販ですが
金取引における電話や接客で
よく聞かれるんです。

通販で金取引できると
ありがたいよね

確かにおっしゃる通りで
大金を持ち歩きたくないし
お店までくるのが面倒。

町中にお店があって
アクセスのよいナカオカでも
こんな要望があるワケですから。

ただ、現物の金取引に関して
Amazonや楽天など大手ECによる
通販はなかなか実現が
難しいとは思います。

その理由としては

価格と防犯

市場価格に連動して
販売されている資産用の金は
通販で扱うと出店料・手数料など
そのコスト面の都合によって
適正価格での取引が困難。

Amazonでも販売されてますが
やはりナカオカをはじめとした
地金商の店頭価格よりも
割高で扱われております。

また、もうひとつの防犯面。

通販で頼むことできたり
受け取りというのは何とでも
偽ることが可能となります。

本人確認書類の提示を
必要とする配達方法もありますが
それはあくまで受け取り時であり
購入に関しては誰でもできます。

そのため、反社会的勢力でも
簡単に購入できるワケです。

金（ゴールド）はモノであり
金融商品としての顔も持つ
二面性のある特殊な商品。

モノなので簡単に
取り扱いができそうだけど
金融商品なので資金的な
考慮も必要なのです。

そんなこともあって
すぐに大手ECサイトで
適正価格で取引されるのは
困難ではあるかと思います。

ただ、通信技術や配達手法が
年々良くなっているのも事実。

大手が金取引に参入する前に
何かしら対策を考えねば…
と思った次第です。

ナカオカではただ単純に
金の取引を行っているだけでなく
金取引40年の実績と経験を元に
お客様の目的に最も見合った運用の
提案も心掛けております。

しばらくはこの経験が
小売店としての価値になるでしょうが
危機は持っておかねばいけませんね。

本日はここまで。
ゴールド王子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

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