ゴールドとシルバーの意味を持つアルゴア!そのインゴットを見ると…

投稿日:

2611 Gold

 

相続で受け継いだという
インゴットを売却のために
来店されたお客様。

取得時の伝票もお持ちで
お買取り処理をしたのですが
そのブランドは珍しい
アルゴア製のもの。

アルゴアはスイスの
ブランドでして何十年か前に
デパートや銀行で販売されたもの。

 

最近は日本に輸入されることが
滅多にない珍しいブランドですし
取得したのが40年ほど前の
日付だったので納得ですよ。

現在でも稼働している
地金商で現在はドイツの
へレウスグループの傘下。

その前にはスイスのUBSの
所有下でもありました。

 

そのため、アルゴア製も
へレウスグループに入る前後で
若干刻印も違ってきます。

古いものだと刻印としては
ARGOR S.A.CHIASSOですが
以降はARGOR S.A. HERAEUSと
へレウスの文字が入ってます。

 

ちなみにアルゴアの意味は
フランス語が由来であった
ARGENT(銀)OR(金) 。

創業当時から純金と純銀の
インゴット製造を行っていたので
それが名前の由来にもなっている
…という感じではあります。

ちなみにプラチナと
パラジウムのインゴットも
製造している企業。

 

LBMA(ロンドン地金市場協会)に
グッドデリバリーバーとして
認定されているブランド。

そのため、当店の場合は
田中貴金属工業のインゴットと
同じ値段で買取をしています。

ただ、今回お預かりした
インゴットですが査定していたところ
少々残念なことがあったんです。

 

 

目視&重量チェックは重要

何が残念だったかというと
目視でそのインゴットを
チェックしている心なしか
傷というか削られた形跡。

そして、極めつけは裏側に
円形の窪みがあって、これは
刻印通りの重量ではないかも
…というのが頭を過ることに。

重量計で計ってみたところ
案の定、500gの刻印に対して
それを下回っていました。

 

こうなってしまうといくら
グッドデリバリーバーでも
買取価格が下がってしまうもの。

貴金属製品の買取は
買取単価×重量
という計算が基本となります。

今回はグッドデリバリーバーで
買取単価に関しては影響なくとも
重量が少なかったので刻印の
500gよりも安くなるということ。

 

では今回のインゴットみたいに
購入したときから傷や削り跡だらけ、
変な円型の凹みがあるかというと
そこはお店次第のとこがあります。

というのも地金商によって
インゴットが作られたタイミングで
意図的に傷や凹みを作るというのは
まずあり得ないことではあります。

ではなぜそんなインゴットに
出会うことがあるのかというと
新品でない可能性が高いため。

 

たとえば、一度誰かが新品を
購入したけど削り取って売却したり、
買取店が削って販売したりと
不特定な人がアクセスしたことで
そうなってしまうのです。

インゴットは普通に扱う分に
多少の小傷が入ることはあれど
削られるようなケースというのは
まずあり得ないことではあります。

重量刻印よりも若干重たく
インゴットは作られるので
意図的な操作がない限り重量割れは
基本的に起こらないのです。

 

そのような重量割れの
インゴットを掴まされないためにも
取得納品時においては自身で
確認することも重要です。

大きな傷や削り跡はないか…
重量は刻印通りあるのか…

購入するお店が地金商の
直営店や特約店でないのであれば
なおさら重要となってきますね。

 

 

 

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
(名前クリックでプロフィール表示)
May the Gold be with you. 

【本日(10/31)の貴金属価格】
 ゴールド:10,575円/g(-78)
 プラチナ:5,018円/g(+132)
 ※田中貴金属公表の税込小売価格

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