金（ゴールド）が美容に使われている背景

2439 Gold

真珠のネックレスの糸が
切れてしまったということで
修理のためのご来店。

冠婚葬祭用ではなく
普段使い用ということで
30分ほど預かって修理完了。

今までは糸だったのですが
今回はワイヤーに変えて
修理させていただきました。

結構長年使ってきたようで
真珠も表面はボロボロ。

そろそろ買い替え時ね
…と言いながらも今回は
受け取って帰られました。

真珠は酸性に弱いので
汗や皮脂がついたまま
放置すると表面がボロボロになる
デリケートな宝石です。

一応表面を削ることによって
元の輝きを戻せなくもないけど
それは真珠の”まき”次第。

まきが薄いとそもそも
削れる部分がないワケなので
元に戻すことが困難なのです。

そんな真珠ですけども
過去にこのようなことを
おっしゃるお客様がいました。

それは真珠を溶かして
飲み干してしまうという方。

これは今じゃする人を
見たことないのですが、大昔に
世界三大美人のひとりである
クレオパトラがやってたこと。

クレオパトラは美容のため
真珠を溶かしてお酒に混ぜて
飲んでいたという逸話があります。

ではどうやって溶かすかというと
果実酢（ワインビネガー）に真珠を
浸すというもの。

そこにワインを注ぎ込んで
飲んでいたといういい伝えが
クレオパトラにはあったのです。

実験してはいないので
実際にワインビネガーで真珠の
表面が溶けるのか分かりません。

さすがに弊社の売り物を
溶かすワケにはいかないので
不要な真珠を入手した際には
やってみようと思います。

ゴールドの女神？！

そんなクレオパトラですが
美に執着した女性ということで
三大美女の一角を担ってる人物。

その逸話は先ほどの真珠だけでなく
ゴールドに関しても語り継がれてる
話があるようです。

その逸話というのはゴールドを
身体全身に張って、つまりは
パックすることで美容を保った
…というもの。

最近の美容業界では
純金の糸という施術も
流行しているようなのですが
これもクレオパトラに関するもの。

というのもクレオパトラの
お墓の中から金の糸が出たようで
それになぞってサービスとして
取り入れてるお店もある様子。

実際に金の糸をどのように
美容として使っていたのかは
不明であるため、何とも言えない
感じではありますが…。

ゴールドは皮膚との接触で
抗炎症作用や抗酸化に期待できる
資源として知られています。

肌の酸化や糖化を防ぐことで
美肌作用があると言われてますが
それ以上に効果的なのが血行促進。

ゴールドは人体内で発生する
微弱電流と近い電子を放出し
肌に取り入れることで血行や
血流を改善できると言われてます。

血行が良くなるということは
すみずみまで血の流れが届くので
肌細胞が活性化、免疫力強化にも
期待できるということ。

私も金箔エステアーティストの
視覚を持っているのでたまに
金箔エステをするのですが
体験後は金箔を張った場所が
ポカポカすると言われます。

皮膚に張るだけでも
このような効果があるので
金の糸で人体を…ということなら
更なる効果に期待できそうです。

クレオパトラがこういった
効能効果に気付いた上で
行動したのかは分かりませんが
なんにせよ真珠やゴールドは
加工しやすかったのが背景にあります。

ダイヤモンドのように、いくら
綺麗であっても加工が難しかったら
当時は使われてなかったでしょうから。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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