2385 Gold
現物金小売価格が先週
最高値を更新しました。
1月に8,977円を最高値として
マークして以降は、近付きつつも
下がると言った感じでなかなか
高値更新とまではいきませんでした。
しばらくは大きく値段が
落ちることはなかったのでそのうち
更新するかと思っていましたが
とうとうこの3月で更新。
しかもとうとう初めての
9,000円/g台ということで
いよいよ5桁の台も現実味を
帯びてきた感じでしょうか。
3月に入ってからは
ドル円為替が最初は円安に振れ
その後は円高に動きました。
ですが、この最高値更新は
ドル建て相場の上昇によるもの。
月初めは1,800ドル/oz台の前半、
それが徐々に上がっていき
1,900ドル/ozに到達する勢い。
ではなぜ最後の最後で
大台を越えたのかというと
アメリカで起きたとあることが
きっかけとなっています。
その起きたことというのは
アメリカの金融機関の破綻。
その金融機関はアメリカ国内で
第16位の資産総額で大規模銀行のひとつ
シリコンバレー銀行(略してSVB)。
ちなみに今回の銀行破綻は
リーマンショック時に破綻した
ワシントン・ミューチュアルに次ぐ
規模の破綻と言われています。
それだけ大きな規模の破綻、
しかも金融機関となるので
今回の破綻劇はWBC中でもかなり
注目された記事となりました。
ということで今回のブログでは
シリコンバレー銀行の破綻について
触れてみたいと思います。
シリコンバレー銀行の破綻劇とは?
今回破綻した理由について、
ポイントをお伝えしてみると
・アメリカ金利の利上げ
・アメリカ国債と住宅担保証券(MBS)
・預金引き出しによる資金不足
といったところでしょうか。
今回破綻したSVBですけども
この銀行は企業から集めた預金の
余剰部分を国債やMBSで運用。
ちなみにMBSというのは
【MBS(Mortgage Backed Securities):住宅担保証券】
住宅ローンの元本や利子の返済資金を裏付けに発行される証券。
つまり、住宅購入時に利用する住宅ローンが担保となった債券です。
SVBがあるシリコンバレーといえば
学校の授業でも一度は聞いたことがある
地名ではないかと思います。
Apple社、Google社などがある
技術系グローバル企業や新興企業が
密集している地域としても有名。
SVBはそういった企業からの
預金を使うことで資産構築を
行っていたワケです。
国債やMBSは商品の特徴として
信用リスクが低い商品ですけども
金利と逆の動きをするもの。
たとえば、金利が上がってしまうと
上がった後の方がお得な国債ではあるので
金利が上がる前に持っていた国債は
当然ながら評価額は低くなります。
ということで、コロナ禍以降に
FRBがバンバン金利の利上げしたことで
資金繰りが厳しくなったというのが
今回の破綻劇が起きた要因なのです。
そして、その状況を知ってしまった
預金企業がどんどんお金を引き出し、
資金繰り悪化が重なった結果として
銀行が破綻するという動きになりました。
ちなみにSVB銀行に続いて
シグネチャー・バンクが破綻。
資産規模が29位の銀行ですが、
こちらも同じような理由で破綻。
アメリカ政府は今回破綻した
銀行への預金を全額保護する旨を発表。
とはいえこういった事態というのは
まだ起こる可能性があるワケでして、
そういった不安感が募ったことで
金(ゴールド)の買いに動きました。
やり過ぎな利上げが無ければ、
このような事態が起きなかった
…かもしれませんね。
本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you.
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