銀が売れれば金（ゴールド）も売れる？！

1661 Gold

銀地金を売って欲しい
という問い合わせを
ここ最近よくいただきます。

昨年から銀地金については
買取りのみで販売取引は
なくなったのですが、
伝わってないようです。

HPなどでも告知は
してるんですけどね…。

このお問い合わせは
お客様だけではなく
宝石業界の同業者からも。

ウチのお客様が銀地金を
欲しがってるんだけど
何とかならんかね？
…と聞かれる始末です。

田中貴金属系列では
今だと純金積立でしか
銀地金の購入は叶いません。

そのため、どうしても
地金業界の同業者に
当たるしかないのですが
意外といないもんです。

ちなみに田中貴金属が
過去に販売していたのは
30kgのインゴットのみ。

単価が安いのどうしても
それぐらいの大きさに
なってしまいます。

…しかし、問い合わせ等で
欲しいと言われる主なサイズは
特に100gに500gや1000g。

ここ最近の銀地金は
100円/g台をウロチョロと
している感じです。

ってことは100gで1万円弱
500gで5万円弱となり
1000gでも10万円ほど。

数万円くらいのサイズだと
価格変動が大きくないと
面白くなさそうですけどね。

ではなぜここまで
銀に対して期待を持って
欲しい人が増えてるのか？

それは今年の銀価格が
最高値を更新するという
話が浮上しているため。

昨年から続いている
コロナ禍も徐々に落ち着き
景気もジワリと回復すると
産業用として使われる
銀の需要が高まります。

そして、アメリカの
バイデン大統領が予定している
エネルギー政策において
銀が必要とされている背景も
需要を後押ししてます。

特に銀はソーラーパネルに
必要とされる資源であり、
脱炭素化を推進する上で
無くてはならない存在ですから。

という話も挙がっており
ネット上でもそういったネタが
増えているのもあって
今のうちに銀を買っておこう！
…という人が増えてるようです。

実は同じような現象は
約5年前のリオ五輪の時も
起きたことがありました。

ではなぜ今回もですが
銀に人気が出たかというと
その上がり幅にありました。

2000年をベースに比べると
2010年は123.12%ほど上昇し
2020年では387.68%の上昇と
実はかなりの高騰っぷり。
※田中貴金属工業の国内年間平均小売価格

金（ゴールド）ほどの
高騰ではなかったものの
単価が安く買いやすいため
人気が出た商品でもありました。

銀の需要はプラチナと同様、
主に投資より工業用が高く
景気の影響を受けやすいという
特徴をもった貴金属資源。

食器などといった
消費金属に使われているために
私たちの生活にとっては
欠かすことができない金属。

金（ゴールド）とは
近い意味で安全資産とも
言われる特徴も持ってます。

昨今のコロナ禍によって
一時期は金貨が不足するほど
金が不足していたように銀も
同様の現象となったワケです。

ちなみに銀を購入したい場合、
田中貴金属工業系列では
純金積立でしか購入する術が
ありませんのであしからず…。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
（名前クリックでプロフィール表示）
May the Gold be with you.

【本日(3/23)の貴金属価格】
　ゴールド：6,746円/g（-6）
　プラチナ：4,645円/g（-2）
　※田中貴金属公表の税込小売価格

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