投資家心理に振り回される仮想通貨が及ぼす金への影響

1723 Gold

ここ数か月は高騰で
盛り上がってた仮想通貨の
ビットコイン。

それがここへ来て
一気に暴落し約3か月ぶりに
1BTC＝400万円台へ突入。

ここ最近の高騰っぷりに
投資していた人も多かったと
思うのですがその期待を
裏切ることとなりました。

その暴落を引き起こした
主な要因というのは
例のイーロン・マスク氏。

テスラ社のCEOで
ビットコインに投資したり
同社の自動車をビットコインで
購入するようにする…といった
仮想通貨へ参入した同氏。

しかし、これらを全て
覆すような行動をしたので
一気に暴落したワケです。

ビットコイン売却を示唆する発言
更にはビットコインで自動車を
購入する件を取り消したりと
これまでの投資分を全て
帳消しにしたほど。

ではなぜビットコインの
参入を無くすようなことを
行ったのかというとそれは
ビットコインによる過大な
電力消費にありました。

ビットコインは上限が
定まった仮想通貨であり
定期的にマイニングされ新たな
ビットコインが生まれます。

このマイニングでは
膨大な電力が消費され
その量は一国分ほど。

テスラ社のミッションには
”世界を持続可能なエネルギーへ”
という内容のものがあります。

それによって電気自動車事業は
誕生したのですがビットコインには
反対な意味を成すミッション。

そんな意に反する内容だから
消費電力が収まらない以上
ビットコイン事業から手を引く
…そうなったワケです。

しばらく高騰しっぱなしで
もっと上がるかと踏んでましたが
そこに期待せず買わなくて正解。
（とはいえ持っているの分は価値が…）

暗号通貨と言われてますが
やはり通貨とはまだまだ
ほど遠い存在だと改めて
感じた次第です。

裏で動いていた中国

ただ、今回の暴落は
テスラ社だけではなくて
中国も絡んでいました。

なぜならば、暴落する
直前に中国政府が銀行に対し
暗号資産に関する業務を
禁止する指令を下したため。

禁止された内容というのは
・暗号資産の決済
・通貨に交換すること
・暗号資産関連の商品販売
なので、実質上は暗号資産を
使えないってことです。

今回は金融機関に対する
通知だったのですがこれも
国民が対象となる可能性も
ゼロではありません。

この経緯としてはいくつか
背景があるようで主な要因は
・価格変動の大きさ
・外貨への流出防止
とも言われています。

中国はこれまでにも
人民元国際化に向けて、
金融政策を行いましたが
今回の仮想通貨規制にも
その背景が覗くようです。

仮想通貨はNGでも
デジタル人民元に関しては
水面下で推進しているので
矛盾が気になるところ…。

そんな中国が自国通貨である
人民元と併せて強化している
資産と言うのが金（ゴールド）。

昨年は新型コロナウイルスの
感染によって金の消費量が
少なくなったものの今年は
既にコロナ禍前の水準まで回復。

ちなみに昨年の中国は
元から日本円に換算すると
約1万円/gほどまで高騰。

今は日本の価格とほぼ
同じくらいまで落ちてますが
ギャンブル気質な中国人には
今の金価格は安いもの。

そんな投資家の心理によって
価値が変動する仮想通貨、
ちょっとはデジタルゴールドから
リアルゴールド（金）に
流れてきそうですね。

ちなみにイーロン・マスク氏は
消費電気量の理由から
ビットコインでなくドージコインに
早くも乗り換えて支援してます。

日本で取引されてない
ドージコイン…買ってみようかしら（笑）

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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