2256 Gold
今月初旬にアメリカで
FOMC（連邦公開市場委員会）が
開催され、政策金利の利上げが
発表されました。
インフレ対策にと進めた
金利の利上げも今回で
4回連続となる0.75%利上げ。
今回は利上げのペースを
下げるかどうかというのが
気になる点ではありましたが
そのペースは崩さない方針。
0.75%の利上げというのは
かなりハイペースなもの。
それを4回連続でやってるので
いい加減市場からしてみても
”おいおい大丈夫なのか？”と
いった感じですね。
そもそもアメリカが利上げに
踏み切った理由はインフレ対策。
金利利上げするとなると
借入する側からは不利となるので
投資が抑制されて、最終的に
提供商品やサービスを値下げする
というのが目的です。
コロナ禍では極端な利下げで
アフターコロナはインフレ対策といえ
極端な利上げを行っている、
そんな状況となっています。
ちなみにこれだけ金利の
利上げが行われると消費者にとって
一番イメージしやすいのが家賃。
家を購入するってなると
大金であるため、ほとんどが
ローンを組んで購入します。
金利が上がるっていうことは
ローンの金利も上がるワケでして、
購入に踏み切る人が減ってしまい
不動産業界からすればキツイところ。
アメリカの金利は上がるが
日本の金利は未だに維持ですが
こうなると円安のペースは緩んでも
円高にはなりにくいもの。
通常は金利が高い通貨に
投資されるので、数か月前の
1ドル120円といったドル円為替に
戻ることは当分なさそう。
日本政府が円建て為替介入を
行なったものの今の効果をみても
140円すら下回らない日々が
しばらく続きそうですね。
円安かドル建て相場か…
ドル円の為替というのは
様々な要因で日々変動します。
地政学的リスクや景気動向、
経済指標、政策金利や為替介入など
中には金（ゴールド）と似た点で
変動する要因も…。
日本国内の円建て金相場は
ドル円為替が組み込まれますが
この為替の影響を大きく受けてる状況。
アメリカと日本の政策金利差で
ドルにお金が流れているので、
円安傾向となったので円建ての
金相場が高止まりとなってます。
これは冒頭でお伝えしてるように
アメリカでは政策金利をハイペースで
上げていってるのに対して、日本は
まだまだ据え置きな状況。
現時点での政策金利
アメリカは4.00%ですが
日本は-0.10%ということで
円は怖いと思うのも頷けます。
投資家がドルを持とうという
気持ちになるのも分かります。
ちなみに日本の政策金利は
2016年1月からずっとマイナスで
先進国の中でもマイナスなのは
日本だけといった状態です。
そんな円安状況ともなると
円建て金相場価格はもっと上がっても
いいハズですが大きく変動してません。
それだけ、ドル建て金相場が
昨年より大きく下がっているのが
背景となっています。
日本では注目されてる金も
アメリカでは有事のドルだなんて
言葉も飛び交っている状況。
ドルをたくさん持ってるならば
ドルで金を買って日本円で
売却したいところではありますね（笑）
ちなみに9月に日本政府が行った
円建て為替介入の実施状況が
先日発表されていました。
その介入金額は過去最大の
2兆8382億円とのこと。
これだけを投資するのであれば
為替でなく他のことに回した方が
景気が良くなるのでは？…と
感じたのは私だけでしょうか。
本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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