どうなる？アフターコロナの金相場

1543 Gold

コロナ禍の第3波により
年末や新年の予定がまた
ことごとく無くなったり
オンライン開催になりました。

第2波まではまだまだ
予想で来ていたものの
まさかの第3波です…。

第2波よりさらに
多くの感染者を出し、
これは日本だけでなく
世界も同じ現象。

本当に致死性の高い
ウイルスでなかったのは
不幸中の幸いです。

私の周りにはコロナに
感染した人がほぼいないので
本当に流行しているのか？
…とイマイチな思いがあります。

で、第2波と第3波で
全然違う傾向にあるのが
感染者の年齢層。

比較的若者の多い
第2波だったのですが、
この度は中高齢者の
感染者が多いようです。

もうひとつある
決定的な違いというのが
感染してきた経路。

夜の繁華街でしたが
現在はその割合はほぼなく
第3波で大きく占めたのが
家庭内での感染でした。

企業によっては未だ
繁華街がNGなところがあり
なおかつGoToキャンペーンで
県外行動が増えるとなると
その背景もうなづけます。

日本でも海外でも
日に日に最大感染者数を
更新している状況ですが
何ともならないですかね…。

ちなみに毎年はこの時期
特約店契約している田中貴金属の
研修があったのですが、
オンラインとリアルの
ハイブリッド開催でした。

東京出張の手間が省けて
経費も掛からなくて済んだけど
やっぱり画面越しってのは
何か寂しい感じですね(笑)

成熟しきった金市場

例年であれば恒例の
金市場のセミナーが開催されて
受講するとこですがことごとく
中止になっています。

とはいえ、それでは
何も進まないのでこちらから
色んなとこで情報収集してます。

で、マーケッターや
アナリストの方々が
口を揃えて仰るのが

金市場は成熟期

というもの。

アメリカの次期大統領が
バイデン氏に決まろうとしてますが
それまで就任したトランプ大統領の
4年間で金相場は上がり続けました。

米中貿易戦争であったり
中東地方とのリスク、
そして追い打ちをかける
新型コロナウイルス。
（これはトランプ大統領と関係ないですね）

世間ではコロナによって
金相場は上がったという
認識が強いですが、
そもそもコロナあらずとも
上昇傾向にありました。

これまでの相場をみても
現在は最高値を下回ったものの
高値圏内の成熟期。

金（ゴールド）にとっては
強い時代が築かれたワケです。

と、オマケのように
降ってわいてきた新型コロナ。

この世界的コロナ禍のせいで
2020年の世界経済成長率は
-5.2％になると予測されてます。

これがどれほどの数字化というと
第二次世界大戦以来最悪の数値で
リーマンショック以上の
景気後退ってことです。

そして、その対策として、
世界各国では経済緩和のため
政府により財政政策が
実施され続けております。

その規模は世界全体でみると
10兆ドル（約1050兆円）以上に
達しているという結果が
数字でも発表されてます。

特に世界No.1大国である
アメリカは感染者数だけでなく
死者数も世界最多。

そのため、財政赤字も
過去最大を更新中な状況。

金融政策もやりつくし
誰が見てもお手上げ感を
感じている方ももはや
少なくないかと思います。

そんな状況を知ると
もっと金は上がるのでは？
…と感じなくもありません。

しかし、まだ第3波はあれど
かなり政策も出し尽くした感があり
市場も慣れてきた感も否めません。

金の成熟期ピークは
ほぼ過ぎたことであろうし
そこまで大きな高騰は
見せないかと思います。

とはいえコロナ禍が
たとえ収まったとしても
もともとの経済リスクがあるし
使いまくった財政資金問題もあるし
価値が落ちる可能性は低い状態。

金市場としてはしばらく
微妙な状態が続きそうです。

…って、昨日今日と
日本の国内現物相場は
大きな下がりをみせています。

コロナで上がった分が
下がり始めた感じでしょうか…

本日はここまで。
ゴールド王子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you.

【本日(11/25)の貴金属価格】
　ゴールド：6,744円/g（-95）
　プラチナ：3,602円/g（+96）
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