2011 Gold
金の買取りが多いと
それだけ接客機会も増え
色んなネタが入ります。
売却のほとんどが
大小サイズ様々なインゴット。
コインの買取もあれど
どちらかというと家に
眠っていた大きいサイズの
インゴットを売却にって方が
多かった気がします。
そんなインゴットの中でも
多かったブランドというのが
スイスバンクやUBSなど
海外製造によるものでした。
他店で買い取ってくれなかった
ということで海外ブランドの
引取りが多かったワケです。
金の上昇と共に増えていった
密輸ですが、国に持ち入っても
結局のところは換金しないと
全く意味はありません。
量もまぁまぁ多くなるので
そうなると売却する場合には
弊社のような小売店というより
大手商社や地金商となります。
そこで密輸されたものと
知らずに買い取ったケースが
発生すると海外ブランドへの
当たりもキツクなるワケで…。
そんな海外ブランド事情で
いつも以上に買取作業に
追われた感じはしました。
ただ、これって買取に限らず
販売の時にもあるようでして
先日来店されたお客様からも
海外ブランドを手にしたという
ある話を聞きました。
以前インゴットを購入した際
すぐに入手できるかと思ったら
2週間ほど待たされたのよね。
しかも、ブランドのことを聞いたら
”現時点ではお渡しできる
ブランドをお伝え出来ません”
と言われた挙句に渡されたのが
海外ブランドのインゴット。
買ったところに持って行ったら
今は買い取ってくれなかったので
たまったもんじゃないわよね
…というお話でした。
海外ブランドの弊害
海外ブランドのインゴットは
昨今の密輸により買取規制が
高まっている状況。
なので海外ブランドのものは
そもそも買取できなかったり、
重量制限など取り繕ってもらえない
お店が増えてきております。
また、小分けサービスも
海外ブランドである場合には
受けれないこともあるようで
そんな話も伺いました。
そんな海外ブランドの
インゴットは全てが密輸など経路の
怪しいものばかりではありません。
かつて、デパートや銀行で
販売されていたインゴットは
スイス系の海外ブランドが多く
今でもお持ちの方もいらっしゃいます。
それに海外ブランドのインゴットを
販売している店もあるし
ネットショップも存在してます。
海外ブランドといっても
知名度の高いものもあれば
そうでないものもあります。
しかし、日本国内では
密輸で持ち運ばれたがために
海外ブランド全てが買い取りの
規制対象となっています。
製造された国へ持ち出すなら
いいかもしれないのですが、
そうでないなら自国ブランドの
インゴットがベストですね。
とはいえそんな海外ブランドを
買い取れる店もあるワケでして
規制事情を悪用している
買取業者もいるようです。
この前、ご来店されたお客様は
何店舗かで買取に見積もりを取り
お店を回られていらっしゃいました。
とはいえ持っているインゴットは
海外ブランドで買取できるお店も
かなり絞られたようです。
広島市内でも数社ほど
買い取るお店があったようですが
買取価格は結構バラバラ。
相見積もりの結果として
弊社でご売却されました。
”買取金額が多少の違いなら
どこでも良かったんだけど、
あまりにも相場と違い過ぎてね。”
…ということでした。
海外ブランドの買取を
控えているお店がある一方ですが
悪質なお店は安く買い取って
相場価格の業者で売って儲ける！
なんて業者もあるようです。
売却するお客様が満足なら
いいのかもしれませんが、
同業者としてその対応というのは
どうかと思ってしまいますね。
本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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