金(ゴールド)を買うのは自身にとって平時なタイミング

更新日:

2791 Gold

 

金価格の上昇も少しは
落ち着きを見せたか…。

イスラエルとイランの衝突が
地政学リスクとして高まり
金価格が一時的に上昇。

当初はイスラエルが
在シリア大使館への空爆により
イラン高官を殺害したことで
一気に有事ムードへ突入。

 

それに対し、イランは反撃、
大規模攻撃を行っていたものの
標的を絞ったり時間的猶予を
与えるなど配慮の上での攻撃。

両国とも本格的な
軍事衝突は避けたかったのか
慎重な対応が続いてました。

そして、お互いの国が
応酬をすることはなく、
幕引きに向かいました。

 

瞬間的に戦争ムードを
漂わせていたもののそれが
徐々に緩和された形です。

その一連の動きは
金価格にも大きく影響。

金先物ドル建てでは
瞬間的に2,400ドル/ozと
高騰するも落ち着きを見せた。

 

とはいえど2,300ドル/ozを
維持しており、決して安いとは
言えない状況ではあります。

在シリア大使館への攻撃が
行われたのは4月初旬でしたが
それに相まったのが円安。

ドル建て上昇と円安の
ダブルパンチによって国内の
円建て金価格も最高値を更新する
上昇っぷりを見せました。

 

とはいえイスラエル絡みの
リスクが落ち着いたかというと
決してそうとは言えない状況。

 

未だパレスチナへの攻撃は
継続中であり、イランの件のように
思わぬ飛び火が発生する可能性は
まだあるってことです。

 

 

買うべきはほとぼりが冷めた時

急に勃発したこのような
有事ですが、起きた時は既に遅し。

というのも有事が起こったら
そのときには既に金価格には
即反応されてしまうもの。

これはゴールドを売買してるのが
我々消費者ではなく、市場調査や
常に現場の状況を仕入れている
アナリストや機関投資家であるため。

 

ニュースが流れた時点で既に
プロの投資家は織り込み済みで
その頃は価格が反映されたもの。

突然勃発する有事ですが
情報を最先端で取り込んでいる
期間に比べるとどうしても
我々が取り掛かると遅れが生じます。

そのため、平時で買うのが
ベターではあります。

 

とまぁ、タイミングの
見極めが難しいこともあって
現物で運用するのであれば
私は買える時に買うのがいい
…というようにお伝えしてます。

これの意図としては
ゴールドは限られた資源であり
長期運用すればするほど有利な資産。

となれば、目の間の価格に
踊らされることなく早く購入し
持ってた方が結果的に良くなる可能性も
高いのでは…ということです。

 

ここ最近は高値続きでも
圧倒的に売りよりも買いの方が多く
それは店頭で接客していても
体感している状況です。

で、現にお客様に聞いても
”目の前のことよりも気にするは将来。
早く買うにこしたことはないから…”
という理由の方も多いのです。

 

で、もし、世間の有事と平時を
見分けることが難しいのであれば
自身に置き換えると分かりやすいです。

特に出費が発生する予定がなかったり、
大きなライフイベントがないときを平時、
そうでなければ有事と捉えるのです。

金価格は予想が難しい世界なので
それぐらい気軽に考えないと結局は
買わずじまいとなるでしょうね。

 

 

 

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

【本日(4/28)の貴金属価格】
 ゴールド:13,156円/g(+0)
 プラチナ:5,223円/g(+0)
 ※田中貴金属公表の税込小売価格

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