2407 Gold
先日弊社のお得意様が
金貨を購入されたのですが
ちょっと買い方に驚きでした。
その方は色んな投資をされており
本ブログにも何度か話のネタとして
出させてもらったことがある方。
家庭用シェルターを家に
確保されているほどの方でして
どこで調べられたのか会う度に
色んな情報をくださいます。
過去に店頭で接客した際は
”これからは銅の時代じゃ！”
”シルバーは今後高騰するよ！”
などの話をされたことがあります。
話半分のときもあるのですが
的を得た話をされることもあり、
面白い話をしてくださるので
毎回接客するのが楽しみなのです。
で、今回どのような金貨の
買い方をされたのかというと
ウィーン金貨ハーモニーの
1/10ozサイズを200枚。
同じぐらいの予算だと
1ozサイズを20枚であったり
100gを6本で購入できますが
そうではなく一番小さいサイズの
金貨を大量に…というもの。
小さくなればなるほど
手数料が発生するワケなので
一度でこれだけ多くを買う方は
法人・企業の方くらい。
では、なぜ今回このように
小さなサイズで大量購入したかというと
”核戦争が起きた場合にこの金貨で
物々交換できるように…”
とのことでした。
大きいサイズのゴールドだと
それなりの商品でないと、
価値として成り立ちません。
だから、小さいサイズの方が
物々交換しやすいでしょ？
ということでの購入でした。
ここ最近の相場観だと
金貨1/10ozで約3万3千円ほど。
インゴットの一番小さなサイズが
5gでそれだと手数料を入れると
5万円弱となるため、金貨が
ちょうど良いサイズだそうです。
私はゴールドを購入するなら
コツコツ買うのを推奨してますが
もう少し大きくてもいいのでは
…と少し感じた次第です。
小さいサイズを定期的に…
現物資産としてゴールドを
購入するならドカッと買うより
小さいサイズで分けて…を推奨してます。
これは先物取引やETFにない概念で
買うタイミングを分散させることで
価格を平均化という意味では一緒でも
売るときに関しては全く違うため。
先物やETFで少しずつ買っても
数字上の重量が単純に増えますが
現物の場合は所有する個数という
概念が発生してきます。
比べてみると以下のように
保有量の表現の仕方が変わります。
・先物やETF：重量
・現物：重量と個数
好きな重量分を取引できる
先物やETFなら考えるのも楽ですが
現物だとそうはいかないことも
あるということです。
というのも、先物やETFは
どんな量であれ売ったタイミングで
利益に応じて税金が引かれます。
しかし、現物の場合は
売るタイミングを調整すれば
課税対象にならずに済みます。
なので、売るときの税金を
全く加味しないのであるならば
大きいサイズで買えばいいワケで
出来る限り節税したいのであれば
小さいサイズの分散購入がオススメ。
ただ、税金面だけかというと
そんなことはありません。
私がコツコツ購入を推奨するのは
以下の理由もあるためです。
・相続や贈与に向いている
・取得金額を分散できる
大きいサイズのインゴットだと
将来資産を複数名に贈与・相続する場合
換金するという作業が発生します。
するともし利益が出た場合には
誰が税金を払うかなどで揉めてしまう
そういったケースも考えられます。
しかし、あらかじめ小さいサイズだと
換金する必要はなく、物として
贈与・相続することができるので
ひと手間減るということです。
そして、取得金額ですが
購入するタイミングを分けて
トータルでの金額を分散することで
平均価格にすることもできます。
特に今はゴールドが高値なので
買うタイミングが難しいところですが
少しずつ購入すれば高値で購入
…というリスクを分散できます。
環境は人それぞれなので
”税金なんか全く気にしてない”
”相続・贈与する人はいない”
なんて方もいると思います。
そういった方は本コラムを
スルーしてもらってもいいかな。
本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you.
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