ジュエリーは大昔から女性より男性が買う傾向にあり?!

投稿日:

2580 Gold

 

先日同業者数名と集まり
食事する機会がありました。

定期的に集まっては
食事しながら近況を話し合ったり
なかなか濃い時間。

で、その中で売れ行き商品を
シェアすることもあるのですが、
どうやらゴールドブームは
他店でもあるようです。

 

というのも最近はとにかく
宝石が売れなくて、売れるのは
喜平ジュエリーや地金物ばかり。

そして、ジュエリーや
工芸品など貴金属品の買取が
とにかく多いということ。

売れないよりかは売れる方が
いいのですが、喜平ジュエリーは
何と言っても利益を取りにくい商品で
複雑な心境の同業者。

 

日々の相場に合わせて
値段が変動するので仕入れ業者、
仕入れや売れるタイミングによって
利益も変動する商品です。

そのため、仕入れたときより
売れた時の方が相場が上がったり、
仕入れ先が委託してくれたり、
販売価格を固定にしているなら
まだいいかもしれません。

ただ、そうではないとなると
数を回さないといけないものでして
そうなると仕入れの資本力が
物を言う商品でもあるのです。

 

ってことで、どうやって
宝石を売っていくか…など
途中からは明るい話題に転換。

政府は投資推しをする中、
このままではマズいと感じる
消費者は思考的にも数年前から
損得を求める傾向にあります。

これはジュエリー販売にも
おけることで換金性の悪い
宝石より貴金属品を…という
傾向は店頭でも感じるほど。

 

もともとジュエリーの価値は
投資ではなく身に付けるための
ファッション用の嗜好品。

業界の発信力が弱いのか
何とか身に付ける楽しみを
味わって欲しいなぁ…なんて
感じながら閉めた食事会。

業界の課題はまだまだ
山積み状態ですね。

 

 

世界の富豪が好む金品

よくお金持ちって聞くと
ネックレスやらリングやら
きらびやかなジュエリーを
身に纏ってるイメージが
あるかと思います。

これは確かに見た目で
権力や資本力を見せつけたい…
なんてのもありますが、
他にも理由があります。

それは現代において
ゴールドを持つ理由と変わりなく
リスクヘッジのため。

 

もし、資産を没収されても
大丈夫なように普段から身につけ
いざとなったら手放すという
意図もあるのです。

そんなワケで貴金属と
天然宝石から形成される
ジュエリーは身につけながら
持ち歩くことができる資産。

ゴールドを好まれている
中東や東南アジアの富豪において
こういう傾向が強いです。

 

ジェトロの調査によると
中東地方の消費に関しては以下の
傾向にあると発表されてます。

男性はステータスとして
一番評価されやすい時計や車、
ジュエリーといった持ち物。

女性は伝統衣装である黒の
ベールやガウンを身に付けつつも
男性の先ほどのアイテムに続き、
サングラスやバッグなど
流行の小物アイテム。

 

中東や東南アジアは古くから
ジュエリー=身に付ける資産
という風習が浸透している地域。

これは紛争・内争が多かった
歴史があったがためなので
その土地柄的な背景があります。

投資的な思考が強まりつつある
日本もジュエリーに関して、その傾向に
向いてきた感を思った今日この頃。

 

ジュエリーの歴史を
さかのぼると購入者はほぼ男性で
女性に贈るために買われました。

そのため、男性にとって
ジュエリーは敬遠されがちですが
最近は男性も結婚指輪だけでなく
ブレスレットやネックレスを
身に付ける人が増えてます。

そういう意味だと純粋に
ジュエリーを買う人が増えてるので
業界にとっては悪い事ではありませんね。

 

 

 

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

【本日(9/30)の貴金属価格】
 ゴールド:9,831円/g(-87)
 プラチナ:4,890円/g(-21)
 ※田中貴金属公表の税込小売価格

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