M2と金価格の相関関係が意味するもの

投稿日:

3292 Gold

 

先日、来店されたお客様から
”M2って言葉を最近よく聞くけど、
何なんですか?金と関係ありますか?”
というご質問をいただきました。

投資をされてる方であれば
一度は耳にしたこともあるかと
思うこの単語。

金と関係するかというと
無きにしも非ずといったところで
価格動向を読むより過去の傾向
といった感じで私のセミナーでも
出てくる言葉ではあります。

 

ではM2が何かというと
”市場に出回っているお金の総量”
というのを指します。

細かくはM1~M3に分かれますが
M1は現金と当座預金のことを示し、
M2はそれに準通貨や譲渡性預金が追加。

 

M2とM3も中身は一緒ですが
M2は国内の金融機関が有効なのに対し、
M3は国外など全ての金融機関が対象。

こういった事情もあって
基本的には何かしらの経済指標を
参考する場合にはその国の国内が
対象となるM2が用いられます。

 

この数字は中央銀行が毎月
定期的に発表している統計であり
経済状況を見る上でも使われます。

流通するお金の量が多いってことは
商品をたくさん買い、需要が供給を上回り、
価格が上昇しやすい状態であるため、
インフレが起こりやすいということ。

逆にお金の量が少なすぎると、
経済活動が停滞してデフレになる
可能性があるということです。

 

ちなみに、日本もアメリカも
コロナ禍以降、大規模な量的緩和を行い、
この10年間で結構な増加傾向です。

だからこそ、今後の日本でも
インフレリスクが懸念されており、
食料品や日用品の価格上昇が
実際に続いている状況です。

とはいえ何よりもこの数字が
示すことは他にもあります。

 

通貨が増えるほど失う物

このM2はゴールドに関する
セミナーや動画をご覧の方は
見たことがあるかもしれません。

特に金価格との比較で
こういった感じのグラフを出す方が
結構いらっしゃいます。
(私もその一人です)

 

このグラフはアメリカドルのM2と
ドル建て金価格を並べたグラフですが
比例した動きになってると思います。

若干上げ幅の違いはありますが
基本的にどちらかが上がったら
それに吊られて上がってるように見える、
そんなように感じますよね。

つまり、相関関係にある
ということが言えます。

 

どういうことかというと
お金の発行量が増えていくほど
金価格も上がっているということ。

お金の視点で見ると
お金の価値が下がっている…
そうとも言える状況です。

しかも、発行枚数がどんどん
うなぎ上りな状況ですから、
世に出るほど価値は下がります。

 

ゴールドを買う方は
その理由のひとつとして
”お金が信用できないから
ゴールドを持っておく”
というのがあります。

ドル建て金相場というのは
ゴールドそのものの価値を表す
数字でもあります。

その数字がお金の枚数と共に
高まっている状況が続く以上
お金の信用が落ちるのも
止む無しってことです。

 

 

 

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

【本日(9/12)の貴金属価格(9:30価格)】
 ゴールド:18,988円/g(-15)
 プラチナ:7,366円/g(-27)
 ※田中貴金属公表の税込小売価格
 ※2025.7.1より14:00にも価格が公表されます(平日のみ)

 

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