2753 Gold
先週、日銀がいよいよ
重い腰を上げ利上げを宣言。
金融政策正常化と題して、
実に17年ぶりとなる利上げ。
当初は本当にやるんかいな
とも思っていたのですが、
金融政策決定会合で決定。
確かに春闘では大手企業の
賃上げが結構起こっているので
傍から見るとタイミングとしては
悪くなく見えるかもしれない。
しかし、中小企業からすると
全然大手企業ほどの賃上げを
実現できていない状況。
物価は上がり続けるけども
賃金が満足いくほど上がってない
いわば片輪走行の状況において
大丈夫なのかと不安。
なので、金融政策決定会合前から
マイナス金利を解除すると話が
ネットやニュースで出てましたが
私としては解除して大丈夫か？
そんな感じではありましたね。
賃上げも今年限りかもしれない
消費が増えているとも分からない
なんとも時期尚早ではないかな？
…と感じたのは私だけでないハズ。
そういった状況だったので
金融政策決定会合開催前に
報道されていたものの当初は
信じていなかったのでした。
もし仮にマイナス金利解除が
行われて、プラス金利になっても
国債の利払いが増えることで
財政が悪化する可能性もあります。
そのため、解除されても
ゼロになるか、増えても0.1%など
微々たるもので抑えておかないと
首を絞めるだけですからね。
そんなマイナス金利解除は
大きく影響しそうなのが
住宅ローンの金利。
金額が太いだけに、もしも
数%でも金利が上がったら
悲鳴をあげる家庭も出そうです。
変動金利にするか固定金利か？
どちらの選択を選ぶのがいいか
悩むことにはなりそうですね。
また、マイナス金利解除は
悪い話ばかりではありません。
為替としては円高傾向に
なりやすい点もあるので
一気に円安になっている現在、
その落ち着きも期待できます。
今は円安の影響を受け
海外から仕入れる商品は
軒並み高騰の一途。
一気にそれが値段に
反映されるかというと微妙ですが
何かしらの恩恵はあるかもしれません。
注目される金利
今回マイナス金利解除の話が
金融政策決定会合が始まる前から
言われていました。
そして、新聞やニュース等で
大きく騒がれていたのですが
それほど様々な商品、経済に
影響するものとなります。
通常であればそういった話は
会合後に話すのでしょうが
影響が大きいためか混乱を避けての
事前情報といったところでしょう。
で、今回正式決定となった
日本のマイナス金利解除ですけども
もし金投資を考えるのであれば
重要な情報ではあります。
ただ、あくまでもこれは
日本の話であって、ゴールドは
そもそも海外市場で取引されてるので
アメリカの金利も重要なネタ。
日本国内で発表されている
円建ての金相場というのは
ドル建て金相場と為替で決まります。
今回の金融政策決定会合前、
店頭でこのマイナス金利解除により
金価格がどうなるか？という質問を
よくいただきました。
マイナス金利解除ってことは
冒頭で伝えたように恐らくは
円高に振れると思うのでそうなると
円建て金相場は下がるかもしれません。
しかし、そちらが下がっても
ドル建て金相場が上がってしまうと
相殺されて円建て金相場に
影響しない可能性もあります。
今回の金融政策決定会合で
金相場がどうこうなるかにおいて
確実な話は難しいのです。
ゴールドに絡む話ってことで
このような情報をブログで書いてますが
様々な情報が絡んでくる金相場は
予測が難しいものではあります。
現物で売買するのであれば
先物やETFより売買制限があり、
なおさら利益が取りにくい商品。
売買益を重視せずに
単純にリスクヘッジ資産として
ゴールドを買うのであれば
世情を気にせず買うのが一番。
改めてそんなことを
思った次第です。
ちなみにドル建て金相場上昇
若干の円安もあり本日も
円建て金相場は最高値更新。
ゴールドを持ってる方の
資産価値がどんどん高まります。
本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you.
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