純金積立で現物交換できても注意すべきポイントがあります

3374 Gold

金相場は値動きが大きい
ボラティリティ状態なのは
特に今年は良く感じること。

それもあって、最近では
純金積立を勧めることも
多いです。

とはいえ、純金積立も
様々な企業が提供しており
広告もバンバン流れてるので
どこにすればいいのか？

そういったご相談を
店頭でもよくいただきます。

田中貴金属特約店である当店で
相談いただいたのだから、そのまま
田中貴金属のでやって欲しい
ところではありますが…。

来店された以上は当然
オススメするのですがたまに
他社のサービスについて
聞かれることがあります。

ネット証券の方がいいのか…
銀行の営業マンから純金積立を
勧められたけどどうなのか…

聞かれた以上は第三者の
立場としてお答えはしてますが
ポイントとしてはいくつか
あったりします。

それについては以前
更新した動画でもチラッと
お伝えはしております。

ただ、具体的にどの企業の
純金積立がいいかという点には
お伝えしていません。

なぜならば、運用したい人で
”将来的に現物交換したいのか？”
”保管方法のリスクをどこまで持つか？”
というのが違うからです。

そんな純金積立に関して
YouTubeで質問いただいたので
今回はそれについて回答します。

ポイントとなるのは…

その質問というのは
以下の内容でした。

日産証券で純金積立をしています。
こちらは大丈夫でしょうか？

日産証券と言えば歴史も古く
実績が長い証券会社であり、
上場もしているため、企業自体は
素晴らしいとことは思います。

ちなみに”日産”とありますが
自動車メーカーの日産とは
全く関係のない企業です。

で、サービス内容をHPから
チェックしたところ…

①月々3000円以上、1000円単位で設定可
②大阪取引所の期近値段の終値がベース
③換金や等価交換が可能

といった特徴がありました。

いいな！、と思ったのは
②で確かに地金商の価格よりかは
若干安価に買える点でした。

また、③もインゴットや
ジュエリーに交換できる点は
バリエーションも多かったこともあり
他の証券会社が手掛ける純金積立には
無い点だと感じました。

このサービスを見る限りは
悪くないな～というのが素直な感想。

ただ、少し気になった点が
以下２つほどありました。

①インゴットの銘柄
②保管方法

まずインゴットの銘柄ですが
証券口座であって地金商でないので
どのブランドのインゴットなのか
明記されていないところでした。

大阪取引所の価格がベースなので
恐らく同取引所の受け渡しブランドが
納品されるとは思います。

ただ、HPの画像を見る限り
UBSと海外ブランドだったので
そこが気になるところではあります。
（最近海外ブランドは規制強めなので…）

で、もうひとつ保管方法が
特定保管でなく消費預託な点。

消費預託の場合はもしも
企業が倒産してしまった場合に
積み立てた金が戻ってこないという
リスクがある保管法となります。

上場企業であることもあって
大丈夫だとは思いたいところですが
とはいえ100%潰れない！とは
断定できないところ。

そうしたリスクが引っ掛かるなら
消費預託は回避した方がいいのかな…
とは感じた次第です。

逆に気にされないようならば
日産証券の純金積立もそう悪くはない
と思いましたね。

あと細かく触れるならば
口座維持管理料が年間費で発生する…
その反面で売買手数料が掛からない…
など手数料のこともあります。

とはいえ、どれだけ投資するか等
投資する人の環境次第によるので
今回は敢えて触れてません。

あしからず。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
（名前クリックでプロフィール表示）
May the Gold be with you. 

【本日(12/2)の貴金属価格（9:30価格）】
　ゴールド：23,312円/g（-71）
　プラチナ：9,214円/g（-173）
　※田中貴金属公表の税込小売価格
　※2025.7.1より14:00にも価格が公表されます（平日のみ）

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