純プラチナと純金の合金、ピトー(Ptau)とは?

投稿日:

2850 Gold

 

買い取って欲しいと
ご来店されたお客様に
見せてもらった指輪。

査定のためにいつも通り
刻印を確認したのですが
ちょっと見慣れないもの。

内側を確認してみると
”Pt G1000”と刻印されてましたが
何と懐かしいピトーの刻印。

 

このピトーというのは
マリッジリング向けに作られた
特殊な貴金属の合金。

では何を混ぜたのかというと
純プラチナと純金でございまして
なので刻印もPtとGとなり
1000が入っているのです。

プラチナとゴールドの
それぞれの元素記号(PtとAu)を
繋げて読んだ言葉というのが
ピトー(Ptau)なのです。

 

これはとあるジュエリー企業が
作り出した特別な合金でして
宝飾品専用の素材。

万年筆で有名なPILOT社が
作ったものでして、純プラチナ
純金は柔らかいのですが特殊な
製法で硬さも兼ね揃えたもの。

 

堅さの単位で知られている
ビッカース硬度の数字上では
ステンレスの食器よりも堅く
傷つきにくいのが特徴です。

また堅いの傷付きだけでなく
変形しにくいメリットもあります。

純プラチナや純金の商品は
何かと変形しやすいですからね…。

 

また、純プラチナ純金と
不純物がほぼ入っていないので
金属アレルギーにも強い
なんて特徴も備えたもの。

ただ、マリッジリングなど
記念用向けに作られてるので
一般にはあまり流通しておらず
まさに知る人ぞ知る素材。

 

今でも販売されていますが
あまり使う人がいない商品。

この度お持ちになったお客様も
昔使っていた指輪だったそうで
もう使わなくなったからってことで
売却されることとなりました。

 

 

ピトーのお買い取り

という特徴のあるピトー、
この貴金属の買取ですが
当店でも可能です。

ピトーは先ほど伝えたように
純プラチナと純金を混ぜた
合金となりますが、これは
コンビとしての扱いと同様。

コンビというのは
複数の貴金属を使用したものを
指しますが同じ道理。

 

ではどのように買い取りの
査定を行うのかというと
純プラチナと純金の割合は
半々なので買取単価も半々。

純プラチナと純金の
買取単価を2で割ったものと
重量を掛けるといった
計算方法となるワケです。

 

数字で示してみますと
以下の通りとなります。

【ピトー買取単価】
6/23付けの以下リタナカ買取価格を
元に計算してみると…
 ・純プラチナ:5,052円/g
 ・純金:12,390円/g
(5,052+12,390)÷2=8,721円/g

ということでピトーは
8,721円/gの買取単価となり
重量との積算で査定します。

 

X線分析器を使って
純プラチナと純金の含有量を見て
ちゃんと半々だった場合には
上記の計算となります。

もしもその割合が違うと
上記計算とならないこともあれど
PILOT社独自の貴金属なので
よほど半々でないことは
ないかと思います。

 

でお持ちになったお客様は
他店へお持ちになった際に
断られたとのことで来店された方。

確かにピトーという
貴金属はマイナーなところで
買取業者でも知らないことが
あるのかもしれません。

ジュエリーを扱っている
当店ならではの知識ですが
無事お買い取りできたのは
良かったところです。

 

 

 

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
(名前クリックでプロフィール表示)
May the Gold be with you. 

【本日(6/26)の貴金属価格】
 ゴールド:13,164円/g(-43)
 プラチナ:5,658円/g(-65)
 ※田中貴金属公表の税込小売価格

<ノイズを消し去るピンキーリング>

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